kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

課題曲に手を出す2024年

 学期末ですから会議ラッシュ。吹奏楽部に顔を出せる時間がない。ただでさえ先日、平日に休みをとって定期演奏会に出かけてしまったので、その分取り戻さなければなりません。学年の教務担当ですから年度末は特に仕事が多い時期でもあります。昨日に至っては最終退勤者になってしまった・・・。これはいけない。

 そんな時間がない中ではありますが、課題曲Ⅰのマーチにも取り組んでいます。言うまでもなく吹奏楽においてマーチは良い練習になります。ごまかしが効かないので私自身がバンドの力量を知る意味でも効果的です。入学式の入場曲として課題曲Ⅰの前半部分を演奏します。また5月の文化会館フェスティバルで課題曲Ⅰをフルで演奏予定です。マーチで基礎力を高めることで課題曲Ⅲにも活きてくると考えています。

 来年度について、まだ人事やら役割分担やらが決まっていませんが9月の合同演奏で課題曲Ⅳのマーチも演奏できたらいいなぁと画策中…。市内のバンドはB編成ばかりなので数年前も課題曲を合同演奏で取り上げたことがあります。

 吹奏楽に直接、関われていない時間が長くなってもどかしい限りですが頭の中は数か月後の吹奏楽事情まで詰まっています。さらには書きたい曲もたくさんあるのです。何とか本業のほうをこなして時間を捻出していきたいと思います。

旧1組に手紙返却

 今日はお昼に旧3-1メンバーと小さなクラス会を開きました。中3の卒業時に書いた自分への手紙を渡すというイベントを中学校で行いました。卒業してから5年、人生のステージは人それぞれですが旧1組の半分くらいのメンバーに会うことができてよかったです。成人式の時には会えなかったメンバーにも会えてお話できました。先生は相変わらず1組担任してます。20代ではなく30代になってしまいました。今日、直接手紙を渡せなかった1組にはお知らせいただいた住所に送ります。

 その後は昨日の任意参加の賛助出演で使った楽器を車から吹奏楽部室へ移動させる作業を独りで行いました。あの軽自動車にこれだけの楽器が乗っているとは思いませんでした。教室のワックスがけをしていて廊下に椅子と机が出されているから、その隙間をかいくぐって何往復もして楽器を戻しました。普段、身体を使う仕事をしていないので疲れましたが、これも顧問のお仕事です。ちなみに昨日の高校生たちは反省会、お別れ会、打ち上げという流れだそうです。10代のバイタリティーはすごい。

高校の定演に混ざってきた日の話

2024年3月19日の話・・・

 

 地域によって多少の差はありますが、3月は吹奏楽定期演奏会シーズンです(本校吹奏楽部は12月ですけどね…)。年度で動いている学校教育の現場でいえば、3月は集大成の時期ですし、卒業シーズンと被りますからスクールバンドにとっては1つの区切りとなります。

 19日(火)は、思いっきり平日ですが、合同練習でお世話になった県立高校の定期演奏会がありました。こちらの顧問の先生から第3部で賛助出演のお話をいただいていたので5時間目終了後、年休をとってすぐにホールに向かいました(かなり大事な会議あったのですが、吹奏楽も大事なんで…)。私だけでなく有志参加の中学生も10数名ステージで共演させてもらいました。夜に行われる定期演奏会ですから中学校吹奏楽部としての参加はできないので、保護者の了承を得た有志による個人的な参加としています。

 第3部は、JBA会員で年末の吹奏楽ゼミナール等でもお世話になっている杉本幸一先生による編曲の交響組曲「シネマ・トリロジー」 でした。グレード5の本格アレンジでピアノや歌入りの壮大なスケール、オリジナルキーも多かった気がします。楽章ごとにバラ売りしている楽譜ですが、こうやって交響組曲をコンサートのメインとして全楽章50分くらいかけて演奏するのは、クラシックコンサートのようで素晴らしいことです。曲間にナレーションを入れるのは、どこかの中学校が毎年やっている「朗読と吹奏楽のためのシリーズ」を彷彿させてちょっと面白かったです(しかも、ジブリ作品で)。

 そんなに練習時間が確保できない中でのコンサート出演だったので中学生にとっては大変な道のりでした。合奏ではご迷惑をおかけしましたが、100回の練習よりも1回の本番と言われるくらい本番のステージは良い経験になります。プレイヤーとしてステージに立つ大変さ、厳しさ、責任などを1、2年生が感じ取って次につなげてくれることを期待しています。さらには受験を終えた3年生がたくさん参加してくれました。うちの吹奏楽部は12月のポプコン全国大会で引退だったので、こういう形で3年生と共演できたこともうれしかったです。

 そして、高校3年生の吹奏楽部員はこれにて引退です。定演1曲目が生まれた年の課題曲ということで「マーチ 春風(2005年課題曲)」でした。私は中3だったのでめちゃくちゃ懐かしい課題曲です。まぁ当時、吹奏楽部員に春風の話をしてもB編成だったので誰も話題に乗っかってくれなかったことも含めて思い出です。今年の高3の代は印象的でした。直接の教え子でもないのですし、関わった時間としては数日なのですが個人的には親近感の強いメンバーです。ゲネプロや休憩のちょっと時間にもよく話しかけてくれたし、中学生の面倒もよく見てくれました。高校生にも感謝です。また、どこかで会えることを楽しみにしています。高校卒業&吹奏楽引退おめでとうございます!

 

 3月下旬は、吹奏楽指導のお手伝いで関わらせもらっている高校の定演が続きます。さすがに楽器を持って定演に参加はしないけれど、高3の生徒ともお別れが続くことになります。自分のところの学校とは一味違う寂しさが続きます。それだけ中学校以外にも吹奏楽のお仕事が増えてきて良い出会いが多くなったということですね。

 

では、最後に今日、演奏した曲をまとめておきます。

第3部

交響組曲「シネマ・トリロジー」 ~スタジオジブリ・コレクション~

杉本幸一編曲

第1楽章「Sky-Flight」

第2楽章「Intermezzo

 第3楽章「Song-Finale」

 

アンコール

ディープパープル・メドレー

SAKURA

京都橘CF ローズパレード2025へ

私も微力ながら支援しています。

【京都橘高校吹奏楽部】ローズパレード2025出場へご支援を!(日本ローズパレード後援会 2024/03/11 公開) - クラウドファンディング READYFOR

 この円安の時代に海外遠征はとても大変なことと思います。第1目標金額の3000万円はあっという間にクリア。京都橘の人気恐るべし。卒業生を含む200人のメンバーをアメリカへ送り出すのは1億円も必要になるとのこと・・・。クラウドファンディングの収量は4月26日。日本を代表するバンドを世界へ送り出す支援いかがでしょうか。

 


www.youtube.com

3月下旬 これからは更新します・・・

 3月の低浮上気味です…。アクセス数はコンスタントにあるようで、できるだけ書くように頑張ります。学期末というものは学校教育の現場では激動の時期なのです。

 インドアな生活をしていますが、今日はポカポカのお昼時にクリニックへ。冬が大嫌いなので上着がいらない陽気は嬉しいものです。また明日以降は冷んやりするみたいです。春を通り越して早く夏になってほしい。次のクリニックは間隔を空けて3ヶ月後、その頃は半袖になっているでしょう。

 昨日の話題へ・・・。

 土曜日の午前中は合奏。課題曲Ⅲの「メルヘン」を中心に練習していますが、進めるほどに味が出てきて新しい気づきもあります。賑やかで明るいイメージが強い曲ですが、強弱記号でいうところのpやデクレジェンドも多い作品です。管楽器、打楽器ともに弱奏の際に良い音色を響かせるのは難しいものです。課題が山積する課題曲ですが、この課題の山を一歩ずつ登っていくしかありません。中学生からしたら大変でつまらない作業もあるかもしれませんが忍耐強く頑張ってほしいです。きっとその山を登ってから見えた景色は素晴らしいはずです。

 ポップスの合奏も少しだけ。こちらは、だいぶ音楽が自分たちの中に落ちてきたように感じます。バンドの音も良くなってきました。「ミッキーマウス・マーチ」の新作アレンジ。こちらは、26日(火)の県央スプリングコンサートで演奏予定です。本校吹奏楽部だけでなく、市内中学校の4校合同になります(とはいえ、部員数でいえば本校吹奏楽部が3分の1を占めています)。毎年の課題ですが、スタイルごとに音色や発音の変化を変えることを目標にしています。吹奏楽はいろいろなジャンルを演奏するのに「奏法」が変わらないという現状があるので中学時代から意識させることが私の仕事であると思っています。
 部活動の練習は午前(3時間練習)で終了。実は3月は一度も1日練習をしていません。ガイドライン遵守です。有志参加者のみ先週に引き続き、高校にお邪魔させてもらいました。中学生も先週よりかは適応してきたように思います。あくまで個人的な参加となりますが、中学生が高校生に混ざって定期演奏会に出演するということは貴重な経験となるでしょう。私もTuba吹きとしてステージにあがります。ここのバンドは近年、とても頑張っているバンドで一生懸命な高校生の姿を間近で見ることができます。いくつか高校のバンド指導にも関わっていますが、高3の部員は卒業・引退です。高3の定期演奏会が終わるとそのほとんどが楽器を辞めてしまいます。急激に吹奏楽現役人口が19歳で減るのです。年に数回でも良いから続けてほしいものです。

 

 最後に・・・土曜日には嬉しいプレゼントがありました。吹奏楽的な縁起の良さという面でずっと欲しいと思っていた「金色のネクタイ」をいただきました。ネクタイぐらい買えちゃうわけですが、「金 ネクタイ」で検索してみると私のイメージするネクタイが売られていません。いかにも光ってるものや、ストライプや成金のような柄が入ったものばかりが売られています。この地区にいたらわかる人にはわかるのですが、某県立高校のネクタイが私の中ではイメージに1番近いのです。この前、課題曲コンサートのときだったでしょうか・・・「落ち着きのある金ネクタイが欲しくて…」という話をしてたらお下がりをくれました(ちなみに金ではなく、稲穂色らしい・・・)。高価なプレゼントよりもこういうプレゼントのほうが嬉しい。前述の県央スプリングコンサートは、そのネクタイで指揮台にあがりたいと思います。

卒業式 吹奏楽部初参加

 今日は、勤務する中学校の卒業式でした。3学年所属ではないので陰ながら卒業式を盛り立てるべく奔走しました。というのも今の学校に来てから初めて吹奏楽部が卒業式で演奏することになりました。入場曲と退場曲をギャラリーから演奏するという演出です。体育館の2階ギャラリーからの演奏は良い具合に響いて音が降り注いできます。とてもきれいに響いていました。もちろん、入退場ともに卒業式にふさわしいアレンジを書き下ろしています。また、今回は「私が指揮をしない」というのも特徴です。総括教諭から「顧問に頼らない持続可能な形で」というオーダーがあったからです。来年度、仮に私が3学年の担任だったとしても生徒が主体的に演奏活動ができれば…とこの先のことを見越しての対応になります。普段とは違う配置、演奏場所で戸惑いがあったかと思いますが、2年生がうまく力を出し合って乗り越えてくれました。自分で指揮をしないもどかしさはありましたが、生徒の主体性を育むことが結果的にできてよかったと思います。

オケメガ

 母校定期演奏会出演の後は急いで池袋の東京芸術劇場に向かいました。昨年は配信で視聴しましたが今年は会場で聴きたい強く思っていました。これで3月のノルマ達成。

第253回芸劇シリーズ ミライト・ワン クラシック・スペシャル | 日本フィルハーモニー交響楽団 (japanphil.or.jp)

指揮:鈴木織衛

プログラムは以下の通り

スーザ:星条旗よ永遠なれ
マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より間奏曲
ホルスト組曲《惑星》より「木星

<日本フィル feat. SUPER BRASS STARS>
中川英二郎中川幸太郎編曲):12 Colors
B.コンティ(エリック・ミヤシロ編曲):Gonna Fly Now(ロッキーのテーマ)[Solo: エリック・ミヤシロ
ウィリス/マッケイ/ホワイト(エリック・ミヤシロ編曲):September[with 日本フィルメンバー]
本田雅人(中川就登編曲):MEGALITH[Solo: 本田雅人
中川英二郎中川幸太郎編曲):Trisense[Solo: 中川英二郎
和泉宏隆エリック・ミヤシロ編曲):宝島

 

 吹奏楽ファンにもオーケストラを親しんでほしいというコンセプトの選曲でした。1階席の前から5列目でしたから指揮者の息づかいがわかる位置でした。オケの演奏会ですが、1曲1曲が短いのでクラシック初心者にとってもとっつきやすいコンサートでした。指揮者自身のトークというのも親しみやすさの1つのポイントです。トランペットの首席はこの前の佼成ウインドの課題曲コンサートにも出ていましたね。

 

 そして、第2部。SBSの登場から感動。本物を初めて見ました。それだけで感動。20mくらい先に憧れのプレイヤーがいるわけです。3人とも私の中では神の領域ですが、特に本田雅人さんはカッコいい。YAS-875EXも輝いていました。どんなネジを使っているのだろうか・・・。マイクを通して演奏した曲もありましたが、生音もしっかりと感じられる距離感。卓越した技術とそこから紡ぎだされる表現は言葉にできません。感動を言葉にして残したいのだが、それができない文才のなさを痛感しております。本田雅人さんはいつも通りトークも面白く何度も会場が笑いに包まれました。

 本日のお目当ては「MEGALITH」のオケ版。これを「オケメガ」といいます。従来の「MEGALITH」とも全然違う世界観です。アレンジは中川就登さん(About – 中川就登 | ShutoNakagawa Official Website)によるもの。Trbの中川英二郎から見たら甥にあたる方です。24歳で名曲をさらに昇華させるアレンジをやってのける才能にもブラボーです。さすが、中川一族。

 「メガリスショック」という言葉、ご存知でしょうか。

NEW-S - Wikipedia 

 そんな「MEGALITH」が発表されたのが1991年。「NEW-S」がリリースされたのは1991年の3月21日ですから、私が生まれて18日後の出来事です。ぎりぎりこの世に存在していましたが、リアルタイムで「メガリスショック」を体験したわけではありません。だから今日は、私の中で「メガリスショック2024」「令和のメガリスショック」という位置づけです(笑)

 昨日、Xでポストしたらご本人様が同意してくれる奇跡・・・。何かと教育業界ではトラブルの元としてSNSが悪者扱いされがちですが、こんなSNSの素晴らしいところもあるのです。たった一言だけれど幸せモードになれました。一生忘れません。

 

SNSでつながる時代

 

新マウスピースお披露目

 今日は、朝マックをしてから文化会館入りしました。前任校であり母校吹奏楽定期演奏会でした。第2部でOB、OGがステージに乗れるので卒業生枠で演奏に参加しました。いつまでOB面してるんだが・・・と自分でも思いますが、指揮の先生からのお誘いでしたので演奏で参加しました。高校生だけでなく、大学生、専門学生も数名参加していました。この辺りの代は私の教え子世代でもあります。年に一度の定期演奏会で教え子に何人かに会えて良かったです。お昼は、そのあたりのメンバーで会場近くのラーメン屋へ。
 本番の方も中学生らしい等身大の演奏会でした。3年生が3人しかいないということで一時は吹奏楽部の存続も心配されましたが、今では部員数も増えてきて楽しそうに活動しています。本校吹奏楽部の部員も鑑賞しました。部員同士も交流があります。こうした吹奏楽の縁も大事にしてほしいものです。
 個人的にはマウスピースを昨年新調(Brass Lab. MOMO TUBASSADORS Model)してから臨む最初の本番でした。昨日、今日とわりと楽器を吹いている時間が(私としては)長いわけですが、私の中でかなりフィットしてきました。普段は全く吹いていないので楽器本体も含めて宝の持ち腐れ状態です。このマウスピース、元々はF管設計ではありますが、私のようにミラフォンのB管でも使えます。コンパクトさが特徴ではありますが、わりとしっかりと吹き込むことで芯のある響きになります。以前もブログで書きましたが、私自身はミラフォンのマウスピースを金メッキ加工して長く使っていました。このマウスピースは、とても鳴りやすい代わりに息を一定以上に吹き込むと裏返りやすいと言いますか、コントロールしにくいところがありました。バンバン吹くタイプの人には、もう少し受け皿(カップの深さというわけではなく・・・)が深い方が安心してフォルテを出せるわけです。新しいマウスピースの方もオプションで全体金メッキにしているので音の輪郭はクリアになります。でも、フォルテをしっかりと受け止めてくれるから有難いわけです。身体が成長途中の中高生からすると、もしかしたら費用対効果は感じにくいかもしれませんけどね。ある程度、チューバと仲良くなってから試すことをオススメします。
 客席で音がどう聴こえたかは分かりませんが、本校吹奏楽部の生徒はどう感じたのでしょうか。チューバの音、分かるだろうか・・・。年に数回は本気で演奏している姿を見せるのも悪くはないはず。私は演奏活動はしていないタイプの吹奏楽指導者ですが、まだまだその辺の中高生には負けないつもりです。そうでなければ、高校からチューバのレッスンで呼ばれないわけで…。3月はあと数回吹くし、9月にはセルフプロデュースのアンサンブル公演もあります。細々と演奏もやっていきますので、応援よろしくお願いします。

プレイヤーしてます この土日

 この土日は、プレイヤーとして吹奏楽にどっぷりつかることになります。普段は指揮者、作編曲者として活動することがメインなのですが、かなり珍しくTubaを吹く土日になります。

 

土曜の午前:本校吹奏楽部の練習

土曜の午後:高校で合奏参加(本番は19日)

日曜の午前:ホールで前任校の定演ゲネプロ

日曜の午後:前任校定演の本番

 

その後は、日フィルのコンサートを鑑賞しにに池袋にすぐ向かう予定

 

 午前練習だったので短時間の合奏でしたが、それでもバンドの成長を感じました。今後は、部活動のガイドラインのこともあってこれくらいの練習時間の中で成果を出していかなければなりません。特にコンクール自由曲のテンポが遅い場面でいい響きがしました。生徒自身もその響きの良さを実感しているようでした。曲想は今年度と違って全然楽しくないのですが、合奏する姿が楽しそうでした。曲が持つ力ですね。さすが、スミスの交響曲

 午後は、以前合同練習でお世話になった高校へ向かいました。定期演奏会で演奏に混ぜていただけることになったからです。本番が平日の夜開催なので中学校の部活動としての参加ができません。保護者承諾をとって「有志」で参加します。有志メンバーは、12月引退した3年生が中心になっていますが、1・2年生も数名います。私もTubaで参加。高校の定期演奏会のメイン曲を飾る曲なので、中学生にとっては難しく感じると思います。卒業式、県央SC、課題曲、自由曲をやる中でほとんど練習時間を割くことができていなかったので苦戦していました。でも、高校生の中で合奏に混ぜてもらって本番のステージに乗ることは成長のステップになると思います。私は「初見」で臨みましたが、楽しく吹かせてもらっています(まぁTubaの楽譜は黒くないですし、楽譜読めるので…)。夏の合同練習で出会った高校生と春にこうやって再会できるのはうれしいことです。来週もまた合奏でお世話になります。

肌寒い3月

 3月ですが、冬に逆戻りな今週です。

 普段、国語科が言うまでもなく本業なのですが、たまに音楽科として役割であったり、決定権が欲しいと感じたりすることがあります。今日もそんな1日でした。あくまで私のポジションは、音楽にちょっと詳しい国語の先生…。中途半端に音楽のことが分かっているからこそ、もどかしく感じたり自分だったらこうしたいと思ったりする場面に出くわします。音大を出た方からも就職の相談を持ち掛けられることもありました。とはいえ、今から音楽科になるつもりはありませんが、そのぶんうまく連携して職責を全うしていかなければなりません。

 週も後半に差し掛かりますが、なんと今度の土日は珍しくTubaを吹きます。さすが演奏会シーズン。土曜日は高校での練習、日曜日は中学校の本番です。2月の合同練習で急にアンサンブルをしようと言い始めた顧問がいて、顧問たちで即興アンサンブルを演奏しましたが、それ以来ですね。あのときは楽器すら用意していなかったので中学校に眠っているピストンが動かないTubaを引っ張りだしてきました。マウスピースも黒く変色し、歪んだ大昔のYAMAHAの付属品。よくあれで吹いたもんだ。今度の土日は、もちろん自前の楽器です。やっと特注で作ったマウスピースのお披露目演奏になります。全く普段は楽器を吹きませんが、リハビリから頑張りたいとは思っています。

 

3月から朝読書で読んでいるのは、この本です。

 ひとりで学べる「作曲法入門」(伊藤康英 著) – ロケットミュージック株式会社 (gakufu.co.jp)

 

 まさに良書。15週のステップに分かれているのは大学のカリキュラムを想定してのことです。本当はピアノを弾きながら楽しく学ぶ本です。朝読書は教室ですからピアノはありません。頭の中でピアノの音を鳴らすようにしています。これがかえっていいトレーニングになっています。この本をしっかり読み終えたらきっと私も次のステージにいけるような気がします。

 もし、音楽大学に進学することがあったら洗足学園音楽大学に行きたいです。それは伊藤先生という素晴らしい専門家がいるからです。作曲を学ぶという側面だけでなく、楽曲を読み込むという面でいろいろ教わってみたいものです。