台風6号の影響を受けまして休校(臨時休業)になった学校も多いのではないでしょうか。本校もそのうちの1校です。ここで誤解されがちなのが「授業がなくなったから先生も休みなんでしょ」というもの。勤務は通常通りあります。むしろ、仕事が増えて大変になるケースもあります。今回の台風6号についてはSNS上などでも横浜市、川崎市、都内の某区の対応がいささか問題になっていることを夕方になって知りました。今の日本が抱える教育現場の問題、これから教員を目指す人向けに少しだけ現状を浮き彫りにしていきたいと思います。
警報が出るような気象条件は休校(臨時休業)や時間を遅らせるなどの措置をとります。この基準は地方自治体によって異なりますし、少し調べると広すぎる自治体では学校判断になることもあるそうです。本校の場合、市で統一された見解が出されました。昨日のお昼過ぎの時点で配信アプリを通して保護者にも周知されています。
昨今の情勢を鑑みると朝の登校時の荒天が予想されるならば前日判断は「正解」だと思います。朝6時、7時などの判断となると給食の準備や職員の出勤時間にも影響します。ひと昔前は連絡網を回すのに必死でした。最近では配信アプリが主流です。ただこれも登録していない家庭があるのが現状です。そうなると学校にお知らせいただいている連絡先に教職員が電話連絡し続けることになります。市の防災無線などでも情報は出ていますが、学校側としてはやはり伝えないといけないものです。
この配信アプリも連絡網に比べると便利にはなりましたが、実際に今日の朝は回線が混んでいました。サービス元のサーバーに負荷がかかっていると思われます。当日の朝に判断する学校がある以上、回線が混むのは予想されることではあります。災害時に適切な情報のやりとりができるかは教育現場の課題の1つともいえます。
判断が遅れてしまう原因の一部
・気象情報と現場のリアル
同じ降水量でも通学路の特徴、また生徒を取り巻く家庭の特徴などで差があります。警戒レベルがいくつになったら、休校と一元的に線引きをする難しさが地域によってはあるのかもしれません。
・授業日数の確保
もちろん生徒の安心・安全とは天秤にかけてはいけないのですが、カツカツな授業日数の関係で休校にしてしまうと取り返すのが難しい場合もあるかもしれません。丸一日の休校ではなく、ぎりぎりまで情報を集めて3時間目から授業をする、午後から授業をするといった措置も選択肢の1つなのが現状です。オンライン授業を展開した学校もあると聞いています。コロナ禍で培われたノウハウが使われてる学校もあるということです。
ちなみに私は本日、学校行事の応援の絡みで5時前には出勤していました。レインコートを着て完全防備。服装が違いすぎたせいで生徒も私だと気が付かない人もいました。私はこれまでにも台風、大雨、大雪などの時には地元に住んでいるということから早くに学校に来て色々と対応をしてきました。きっと教育委員会の方や管理職の先生も早くから色々と対応されていますので、特段自分だけということではありません。生徒の安心安全のために多くの職員が動いているのは素晴らしい職場だと今日も改めて思いました。
コロナ禍という有事で浮き彫りになったのは学校が止まってしまうと保護者の仕事にも影響が大きく出てしまうことです。これは今回のような大雨でも同じです。
ただ、一方で先生たちにも家族がいて、介護や育児に追われている人も多いです。「先生」とひとくくりにできないのが現状です。学校や幼稚園が休みでも保育園は休めないという記事も見ました。コロナ禍以降、保育園的なニーズが中学校であっても求められているようにも感じます。学校に対するニーズが高まっているのならば、やっぱり職員の絶対数を増やすしかないと思います。そうすれば、家庭があって動けない先生がいても互いにサポートしあえるのではないでしょうか。