kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

1億円突破

 京都橘高校吹奏楽部のクラウドファンディングに歴史的瞬間がやってきました。目標金額3000万円でスタートしたCF。アメリカで毎年1月1日に開催される、国民的な音楽イベント「ローズパレード」に、京都橘高校吹奏楽部が日本で初となる3度目の出場権を獲得しています。約200名分の渡航費用を集めるためのCFです。

 

 目標金額3000万円でスタートしたこの企画は、本日21時前に1億円を突破しました。私も微力ながら支援しておりますが、これだけ多くの支援者がいることに驚きです。私の周辺で京都橘高校吹奏楽部の話題で一緒に盛り上がれる人がいないので多数のファンが全国各地にいるだけでもうれしくなります。

 プロジェクトは明日までとなっています。


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京都橘高校の台湾公演 一挙に公開

 もうこれファンからしたら影響保存版ともいえるものです。無料で見ちゃっていいのだろうか、というクオリティ。プロの撮影、編集で京都橘の魅力を余すところなく伝えていますし、マーチング・座奏・パレードとそれぞれ別動画になっていることも素晴らしい。当面は、これらの動画鑑賞だけでも人生の楽しみになります。

 追加のクラファンの期限が金曜日まで(残り三日)です。戦略に見事にハマって追加の支援しました。

https://readyfor.jp/projects/green-band01?sns_share_token=758c16df5408d5d0e0ed&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social


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今後のモデルケースとなるか・・・

 7:40頃に中学校入りをして部活動の準備。8:30から練習を開始して9:30に任意団体である吹奏楽団と合流。一緒に合奏をしました。そんな大所帯ではありませんが、中学生が高校生、大学生、社会人と一緒に音楽ができることは良いことです。ただし、例のガイドラインのため11:30にはすべての練習を終えて片付け。12:00前には解散しました。

 その後は、すぐさま学校を出て某高校の吹奏楽部に向かいました。高速道路を使って片道1時間くらいで到着。午後の練習から合流したわけです。Tubaの初心者指導とポップスの合奏をしました。その後は顧問の先生と情報交換。新1年生が入ったバンドは3月までと違う雰囲気になっていました。15:00頃に合奏を終えて、その後は自主練のお付き合い。高校を出たのは18:15でした。毎週、必ずこのパターンというわけではありませんが、午前に中学校、午後に高校というのが、今後の吹奏楽への関わり方の1つになっていくのかもしれません。制度上の問題で自分のところの生徒にはあまり時間をかけられずに他校でたっぷりと時間をかけて見てあげるというのは、変な話でありますが…。

楽器の値段が高い・・・

セントラル楽器 春の管楽器フェア🌸  2024/4/27(土)~7/21(日)

FRESH FAIR 2024 | スタッフブログ | 横浜の管楽器・木管楽器・金管楽器・楽器修理はセントラル楽器 (central-gakki.jp)

2024年 春の管楽器フェア FRESH FAIR開催のご案内 (central-gakki.jp)

 

こちらのリンクから詳細が確認できます。

裑表紎 (central-gakki.jp)

 

楽器の値段がどんどん上がっていく・・・

 

私の(古い)感覚だと・・・

バックのトランペットは、20万円台後半

クランポンのB♭クラは、35万円くらい

だったのに・・・

 

そして大好きなYAS-875EXが60万ほどになっている・・・

CDの予約は済んでいますか?

もうまもなく発売です。いかにAmazonからの引用を掲載します。

 

2024年度の吹奏楽課題曲をライヴ収録!

【収録内容】

2024 年度全日本吹奏楽コンクール課題曲(全4曲)
Ⅰ. 行進曲「勇気の旗を掲げて」/渡口公康 (第33回朝日作曲賞受賞作品)
Ⅱ. 風がきらめくとき/近藤礼隆
Ⅲ. メルヘン/酒井格 (2024年度全日本吹奏楽連盟委嘱作品)
Ⅳ. フロンティア・スピリット/伊藤宏武

大井剛史指揮 東京佼成ウインドオーケストラ

録音:2024年2月29日 府中の森芸術劇場 どりーむホール ライヴ録音

吹奏楽現役の学生や多くの吹奏楽ファンが全国から駆け付ける、1夜限りの「2024年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲コンサート」のライヴ録音!
正指揮者・大井剛史の熱いタクトによってプロの吹奏楽団「東京佼成ウインドオーケストラ」が表現した楽曲たちは、会場に駆けつけた多くの聴衆を毎年魅了しています。
昨年に続き、各作曲家のコメント、解説をブックレットに掲載予定。

Amazon | 佼成ウインドLIVE ~2024年度全日本吹奏楽コンクール課題曲 | 東京佼成ウインドオーケストラ | 学校行事・教材 | ミュージック

 

佼成ウインドとは、別の話題ですが「ぶらあぼブラス!」に京都橘高校が登場。


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さらにおまけも掲載しておきます。


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推し活

 今日は、こちらのコンサートに行ってきました。月1のコンサート鑑賞という自分自身に課したノルマでもあります。ジャズ・ポピュラーという大好きな世界に触れてきました。

 

2024若きアーティストたちの響演 ジャズ・ポピュラーライブ

昭和音楽大学同伶会とともに~

4月14日(日)開演14:00(開場13:30)

 若き才能がホトバシル、最強セッション!

 昭和音楽大学昭和音楽大学短期大学部のジャズコース/ポピュラー音楽コースの卒業生による、昭和音楽大学同伶会(同窓会組織)主催のジャズ・ポピュラーライブ。

flyer.pdf (artericca-shinyuri.com)

 

 メインを張るお二人様は私と同世代。同世代のミュージシャンの活躍を目にすると刺激を受けますね。今日のお目当ては、ホーンセクションのサポートメンバーである渡邉瑠菜さん(Sax)です。以前からその大活躍は知っていましたし、各種SNSYoutube、メディア出演などでも拝見(拝聴)していました。

渡邉瑠菜/Luna Watanabe(@Luna_Lupo1128)さん / X (twitter.com)

渡邉 瑠菜 / Luna Watanabe(@lunawatanabe28) • Instagram写真と動画

ホーム | LUNA WATANABE (runacoco1128.wixsite.com)

 

 今日はメインではなくホーンセクションとしての登場でしたが、存在感はピカイチでアドリブソロもキレッキレでした。音だけでも魅了されるわけですが、演奏していないときの仕草やライブ告知の雰囲気も可愛いわけです。ファンが多数いるのも頷けます。ご本人様の音も素晴らしいことは言うまでもないのですが、師匠である本田氏のプレイスタイルを吸収している様子もうかがえます(私の語彙力では、上手く表現できないのですが・・・)。彼女のすごいところは、ほかの先生の授業も受けてみたいということで、3年生からは別の先生にも習っています(渡邉瑠菜インタビュー│フュージョンは腹筋に圧をかけて息をコントロール|サックスオンライン (alsoj.net)のインタビューに記載あり)。すでに輝かしい経歴をお持ちですが、視野を広く持つということも大事にされています。まだまだお若いのに本当にすごいと思います。私のひと回りくらい年下ですが、尊敬申し上げます。そんなすごい方の演奏を生で聴くことができてよかったですし、YAS875EXS(特別仕様)も拝見できました。きっと「推し活」の第一歩なんだと思います。先月は本田雅人様、今月は渡邉瑠菜様のサックスが聴けて耳が幸せです。

 そんなルナさんですが、6月にリーダーライブを開催されます。今後、ますますの活躍に期待ですね。

渡邉瑠菜リーダーライブ

▶︎Luna’s Special Party Night◀

2024.06.16(SUN) BLUES ALLEY JAPAN

給特法の素案について

教員給与上乗せ 10%以上に引き上げの案盛り込みへ 中教審部会 | NHK | 文部科学省

 上乗せ分を「4%」から「10%以上」という半世紀ぶりの引き上げは検討されています。教員の働き方改革、処遇改善を目指すものです。ブラックなイメージで教員の成り手が不足している現状。そのほかにも担任などの手当ての加算、教育業務支援員、支援スタッフの増員なども盛り込まれているそうです。約半世紀の間、改革されてこなかった部分が見直されたのは大きいなことだと思います。まだ、改革の全容や詳細を私自身が理解しているわけではないですが、現段階の私見を述べておきます。

 

 労働者としてお給料が上がることは嬉しいですが、残念ながら給料が上がったり多少支援スタッフが増えたところで「働き方改革」にはなりません。現職の教員からするとこの50年で膨れ上がった仕事そのものを見直すことが「働き方改革」です。多くなった仕事を分担するのではなく、学校が担うべき仕事を精選していくことが本当の「働き方改革」です。

 ベビーブーム世代が学校に通って生徒数が多かった時代や校内暴力が溢れていた時代ですら教員はたくさんいました。その後、教育現場に対するニーズが「ビルド&ビルド」で膨らんでいって先生たちが疲弊していきました。パソコンの登場で事務仕事が増えて、SNSの登場でトラブルが増えました。

 公立学校の給料そのものはインターネットで調べれば出てきますが、決して低いものではありません。仕事量に対して…という視点で見れば低いですが、そう遅くない時間で退勤できるような仕事体制をつくれば現行の給料でも十分だと思います。各先生方のご家庭事情は分かりませんが、低賃金で苦しんでいるというより仕事量で苦しんでいるように思います。

 

給料の増額より仕事量を減らしてくれ

 

 仕事量の見直しが進まないまま、給料を上げると「給料が上がってたくさんもらってるんだから働いて当然だ。学校はなんでもしてくれる」という世間の視線が多くなりそうで危惧しています。スタッフの増員や給料の増額をしたから教員志望者が増えるようにも思えません。待遇改善は喜ばしいことですが、もとにある問題の解決とは言えないのではないでしょうか。文科省教育委員会は、「先生方、●●という仕事はしなくていいですよ。その分、子どもと接してください」というメッセージを出してくれないでしょうか。そうすれば、子どもは成長しますから。部活動もそうです。時間をかけて指導した分は、本校吹奏楽部がそうであるように変容します。「働き方改革=部活動の地域移行」で何が起こるか…子どもと接する時間が減るのです。「働き方改革」という言葉を教職の世界で使うなら、世間からは見えにくい事務仕事、広がりすぎたニーズにフォーカスを当ててほしい。時代の変化があるのは承知の上ですが、偉い方は50年前にはなかった仕事を挙げてみてほしい。もし、どうしても時代とともに増えた仕事があるのならば、学校現場で増員ではなく別の仕事として行政なり新しい場所なりでやっていただきたい。スタッフの増員が行き過ぎると本務の先生はその非常勤の勤務形態に合わせて打ち合わせをしたり指示を出すだけでもいっぱいいっぱいです。

選抜された高校生の名演

 仕事で自分自身に甘いところあったり、何故か背中が1日中痛かったり、今日はあまり良くない日でした。何か良いこと起きないかなーと期待して生きていきます。

 自分の性格なのでしょうがないのですが、余計なプライドがあって「良く見られたい」とか「恥ずかしい思いをしたくない」という思いが人一倍強くあります。劣等感に対する異常な回避反応と言いましょうか・・・。だからこそミスを指摘されたり注意されたりすると悔しくてたまらなくなってしまいます。自身へのプレッシャーは身体に毒なので自分の直したい部分でもあります。

 さて、数日前に公開された「全国高校選抜吹奏楽」の課題曲が話題を呼んでいます。編集も含めて素晴らしいクオリティとなっています。

撮影業者はこちらでした。

メルマサレコーズ | 演奏会・発表会・学校行事などのライブ配信、音声・映像収録、DVD・Blu-ray製作 (mermasa-records.com)

4月になったから自由曲の練習を進めていたので最近は「メルヘン」をやっていませんでした。明日は「メルヘン」をやろうと思います。

youtu.be

貴重なリハーサルのライブ配信

 この前の日曜日に行われた大阪で開催された「吹奏楽フェスティバル2024 with 東海大学付属大阪仰星高等学校&本田雅人サクソフォン奏者)」ですが、なんと本田雅人さんがYoutubeでリハーサルの模様をライブ配信していました。

 【イベント】300人による中高生のための大合奏吹奏楽フェスティバル2024 開催のご案内 | 三木楽器 (miki.co.jp)

【日程】2024年4月7日(日)

【場所】服部緑地野外音楽堂


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 楽屋でのトークやリードの付け替えなどリハーサルならではの貴重な模様を2時間越えのライブ配信してくださり、アーカイブも残っています。私はリアルタイムで一部分を車で移動中に鑑賞。今は空き時間にチビチビ観ています。スマホ一台で撮影している感じが味があってよいですね。電波状況がよろしくない時もありますが、それが臨場感を生み出しています。スマホ越しでもわかるハイパープレイヤーの技量・・・。ブラボー。

 ファンからしたらどこも見どころですが、吹奏楽界隈の人は特に以下の3つは必見だと思われます。

1:06:30 あたりからの「宝島」

やっぱりサビの部分もアドリブはあるべき。全国各地のバンドも参考にしてほしい。

1:26:34 あたりからの「オーメンズ・オブ・ラヴ」

壮大なイントロからアドリブ炸裂。そして木管の旋律はあえての楽譜順守(笑)

1:33:24 あたりからの「TRUTH」

チャットでも流れていますが、吹奏楽版でなおかつアルトサックス版は貴重な映像。

土曜日の午後、お手伝いできます🎶

 ようやく春本番の陽気です。例年に比べると遅咲きの桜も見ごろを迎えているのでお花見をしている人も多いのかもしれませんね。昨日、ブログでも触れましたが「部活動のガイドライン」が私の勤務校でもこの4月から変更になりました。これまでもガイドラインはありましたが、地域移行に向けて活動時間そのものが短縮される形に進みました。

 私が音楽監督を務める中学校吹奏楽部の練習は、土曜日の3時間程度となります。従って土曜日の午後、日曜日については時間がとれる日が増えました。特に土曜日の午後は予定が空きやすくなっています。そこで以下のような「お手伝い」ができます。兼職兼業をするわけではないので、ひとまず今年度と来年度の2年間は「ボランティア」の扱い、すなわち「無償」です。

(例)

管楽器個人レッスン(基礎・曲)

パートレッスン(基礎・曲)

合奏指導(基礎・曲)

ポップス楽曲指導

コンサート等のゲスト指揮

コンサート等のTuba賛助出演

楽曲提供(作編曲)

 

 すでにご依頼を頂いているケースもありますが、別団体の要職についているわけではないので柔軟に対応できるかと思います。自分の時間ができたぶん、創作活動に専念してもよいのですが、スクールバンドに関わる時間が減ってしまうのも教職の身としては寂しいのでお誘いいただければ伺いたいと思います。スクールバンドを優先しますが、社会人バンド、サークルの方も必要とあればお手伝いしたいと思っています。

 

 人数が減ってしまって数人で細々と活動しているような高校の吹奏楽部が地区内だけでも多数あります。県内で見たらものすごい数になるのではないでしょうか…。できることならそういう高校の吹奏楽部を土曜日の午後に見て、少しずつ盛り上げていくような普及活動をしてみたいとも思っています。すでに活動が盛んなところには素晴らしい指導者がついていて運営も軌道にのっています。ただ、その一方で二極化が進み、(人事異動の関係などで)そういうサイクルがうまく機能していないバンドの数が増えたようにも感じます。上手いかどうか、ではなく楽しく吹奏楽をやっている高校が増えないと、高校で吹奏楽を続けたい中学生の受け皿がなくなってしまいます。吹奏楽を続けたくても続けられないのは残念なことですからね。