kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

私はもう1回吹いてみたいです

 1ヶ月半くらい前の本当に一瞬の出来事でしたが、私の吹奏楽曲(オリジナルポップス曲)を演奏したことのある方から「先生って1回演奏した自分の曲をあんまり繰り返しやらないですよね。私はもう1回吹いてみたいです。」と言われました。その方は中学時代に私の曲を何曲か演奏した経験があって今はAWSのメンバーでもあります。今から5~6年前はオリジナルポップスを毎年のように書いていました。ポップスが大好きなので当然といえば当然のことでした。小編成吹奏楽で気軽に取り組めて会場が盛り上がるポップス曲が少ない気がしていたので良く書いていたのです。そういえば最近はそんなに書いていない・・・(ポップス好きは変わらないのに・・・)。アレンジ作業が増えてオリジナルに時間をかけられていないのが原因です。

 数年ぶりに再演するのも自分自身の指揮で再演するのも良いかもしれません。わりと本校吹奏楽部の中学生もオリジナルポップスである「STAY GOLD」を気に入ってくれていたから、かつての作品も受け入れやすいかもしれませんね。

 前述の「私はもう1回吹いてみたいです」の一言をその場ではサラッと流してしまったのですが、なんだかさっきふと思い出しました。今になって自分の曲をそう思ってくれている人がいることに嬉しいような恥ずかしいような気持ちになっております。作曲者として喜びを感じられる日もこれからは大事にしていきたいと思います。

 

 懐かしい音源を発掘しました。今回、話題に挙げたオリジナルポップスとは別ものですが、二十歳くらいに書いた曲。その後、編成に合わせて改訂しています。この録音は合同練習のときのものですね。

2校の合同バンドなのに21名…。今と環境がだいぶ違いますね。

 曲も演奏のクオリティもめちゃくちゃ拙いです。今ならもっとマシな曲も書けるし、バンドのほうも成熟しています。でも、思い出補正のせいで何か元気が出る演奏になっています。むしろ泣きそうになる(笑)

 中学生の演奏って大人顔負けの上手な演奏をすることではないのです。10年くらい前の自分からの啓示のようにも感じます。もし、発掘した昔の音源を聴きたいというマニアックな方がいたら以下のリンクを貼り付けて限定公開へどうぞ。暖かい目で耳でご視聴ください(;^ω^)

https://youtu.be/kxmWRTuMZGQ