kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

メリーさんの羊 

 この土日は雨模様。部活前にリニューアル後ずっと行けてなかったマクドナルドに朝マックしに行きました。朝マックなら中学生に会わないで利用できるのです。

 さて、今年は春のブラスフェスティバルが落選してしまいましたが、土曜日の練習は、1年生にとって初めての1日練習。お弁当を持ってきて部活のためだけに学校に来るという記念すべき日。私にとっては当たり前の休日練習も1年生にとっては新鮮なわけです。もちろん、デビューする日が迫ってきているので1年生も合奏に参加しています。

 今回のデビューにあわせて「メリーさんの羊」を吹奏楽アレンジしました。1年生が1stの楽譜を演奏し、上級生が2ndの楽譜を演奏します。伴奏を上級生が担当して1年生を盛り立てる変わったアレンジ。メリーさんの羊って和音でいうとⅠとⅤしか使わないわけなんですが、それではつまらないので短調でスタートしたり、クリシェでおしゃれにしたり、ピカルディ終止したりとアレンジとしては遊び心満載です。和声を楽しむのは去年の「ジェネシス」があってこそでもあります。

 土曜日の午後はウィンドシンフォニーも合流しての合奏。参加人数が少なかったので来週に期待したいところです。今回はフレックスの楽譜を2曲使用しています。使い方が難しいフレックスで普段は使いませんが、こういうバンドには向いているのかもしれません。合同で演奏する序曲「祝典」も苦戦しながらですが、何とか流れてきています。2年生は、この無茶ぶりに対応しています。追い込まれたときこそ力が伸びるとき。頑張れ。

 

 日曜はアレンジ作業と休息と各種事務作業。

 今回、吹奏楽コンクールの自由曲で演奏するは「編曲」をしているので編曲許諾をとっています。ありがたいことに無事にそのあたりの手続きも完了したので余裕をもって吹奏楽コンクールの曲目申し込みができます。今回は編曲者に自分の名前を載せる必要があるくらいの「編曲」をしています。プログラム上の編曲者と指揮者が同じ名前なのは何かと関係者から色々言われそうです…。

 課題曲は何度も言いますが、「レトロ」やってます。曲目申し込みまであと10日間くらいなので吹奏楽指導者同士でも今の時期に連絡を取り合うと選曲の話題になります。たまたま今日も連絡をとった人たちとは選曲の話題になりました。わりと他団体の課題曲を言い当てる確率は高めです(笑)。

 逆に他所の吹奏楽指導者からは、うちが「レトロ」をやるのは100%の確率で当てられてしまいます。それだけポップス系が私の代名詞になっているわけですが…。

 ネットの世界だと「レトロ警察」と呼ばれる人たちいて「ポップスはこうしなきゃいけない」「これは間違った演奏だ」と厳しくコメントしてくる方々がいるそうです。確かにポップスはポップスの極意がありますが、演奏者どころか吹奏楽指導者でさえそれを分かっていないが当たり前なのです。ちょっと得意分野だと思っている私ですら、クリニック等の勉強会で初めて知ることがたくさんあります。よってまだまだ勉強不足なので「レトロ警察」に怒られちゃう…。全国的にこれから必死に曲を勉強して、練習するからこそより良いポップスが仕上がってくるのです。それだけで「レトロ」が吹奏楽界に与える影響は大きいものです。

 

最後になりますが、ウインズスコアからのプレゼント企画。

約1週間の間、無料楽譜ダウンロードできます。

フレックス・バンド – ウィンズスコア (winds-score.com)