kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

第7回全国ポピュラーステージ吹奏楽コンクール東日本大会

 第7回全国ポピュラーステージ吹奏楽コンクール東日本大会が、横須賀市文化会館で開催され本校吹奏楽部は中学校の部の2番目に演奏をしました。会場の横須賀市文化会館に行くのは実は初めてでした。大型バスを貸し切って学校から1時半程度かけて移動しました。バス内では、映画「となりのトトロ」を鑑賞。これは、定期演奏会でトトロを演奏するからです。

 本校吹奏楽部は、今年度の夏の吹奏楽コンクールを辞退したつらい経験があります。コロナ感染の拡大は身近なところで予断を許さない状況ですが、今日はなんと一人も欠けることなく39名で演奏することができました。これだけでも夏の雪辱は十分に果たせたと思います。

課題曲は、「宝島(真島俊夫編曲)」【アトリエエム版】

自由曲は、「君の瞳に恋してる(原田大雪編曲)」を演奏しました。

 去年も取り上げた「宝島」ですが、「楽譜通りにやらない」というのが鉄則であると考えています。アドリブソロをユーフォニアムに持ってきたは分かりやすい部分ですが、特に去年と違うのはドラムセットのリズムです。2年生にどこまでできるかという挑戦でしたが、もう一人の顧問の先生の指導もあって他団体とは一線を画すアレンジになっていたように思います。ドラムセットやアドリブパートというのは、親切に楽譜に書いてあるけれど、本来ポップスの演奏では演奏者のオリジナリティが試される部分だと思っています。中学生でもあっても音楽のそういう面を楽しませたいと思っています。

 ほんの少しですが、楽器を置き場やリハ室で他団体の先生ともお話する時間がありました。本来、普通のコンクールと違う側面があるので参加団体同士の「交流」ができるともっと楽しくなると思います。演奏後は、東京や埼玉の学校の演奏を鑑賞しました。これは本当に意味のあることで「東日本大会」ならではなのです。神奈川県で普通に吹奏楽コンクールに出ると、県の代表になったときに進めるのが「東関東大会」になります。県外に進出しても埼玉や東京の学校と会場を共にすることはないわけです。そういう意味では、子どもたちも短い時間ながら貴重な経験ができたと思います。個人的には、ちょっとした隙間時間や学校や家に戻ってからはライブ配信を改めて鑑賞しました。高校生のステージも生で聴いてみたかったです。

 コンクールなので審査結果があります。気になる審査結果は、公式サイトで明日発表されるとのことです。皆さんに良い報告ができると良いのですが・・・。

全国ポピュラーステージ吹奏楽コンクール|日本吹奏楽普及協会【公式】さんはTwitterを使っています: 「全国ポピュラーステージ吹奏楽コンクール東日本大会、明日以降公式サイトにて結果を発表いたします。」 / Twitter

 結果が気になるところですが、明日は県央アンサンブルコンテストで1日大忙しです。打楽器5重奏がお昼ごろ、管楽8重奏が夕方にステージです。ほぼ朝練のみで仕上げた2曲。しかも、大会前日に1回も練習しない…。こんな状況で臨むアンサンブルコンテストは初めてですが、明日もまた貴重な経験を積みたいと思います。