kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

中文連吹奏楽合同演奏会2023

 数日遅れましたが、9月23日(土)に中文連吹奏楽合同演奏会というものがありました。これは、年間の本番の中でも楽しみにしているステージの1つです。審査員がいるわけでもなく、吹奏楽を単純に親しむイベントは素晴らしいものです。本校吹奏楽部の演奏曲は2曲。

 

ハルダイス【2023年版】

 この曲は、5年くらい前に友人が書いた曲を私が大編成版にリメイクしたものです。互いに曲ができると見せあうことが多いのですが、この曲は製作段階から意見を出し合って(あくまで私は指揮者として…)作っていった曲です。委嘱作品というのは、産みの段階からドラマがあるものです。また、5年前と今年の共通点は彼が顧問を務める学校と合同練習をしたことです。互いに学校はそれぞれ異動して変わっているところも共通しています。

 合奏練習で曲が形になっていくと色んなことを思い出します。急緩急の形式ですが、曲のクライマックスでは、さらにテンポが上がります。この場面は思い入れが特に強いので指揮をしながら泣きそうになります。練習も本番も感極まってたと思います。個人的な思い入れを優先して選曲してしまったけれど、リメイク版とはいえ初演に立ち会えたこと、そして作曲者の顔をしっかりと分かった上で素敵な作品に真っ正面から取り組めたことはうちのバンドにとっても良い経験だったと思います。

 

 レトロ

 言うまでもなく今年の課題曲Ⅲです。でも、コンクールとはひと味違う「レトロ」です。天野先生にも連絡を取った上での今日の演奏でした。そういった意味では、こちらの曲も作曲者を少しだけ近くに感じながらの演奏になりました。吹奏楽コンクールに向けて頑張ったのではなく、吹奏楽コンクールという機会を使ってレベルアップしたというのがウチのバンド。まだまだ技術的な未熟さはありますが、コンクールがピークになっていないところが良い。

 

 それから4校の2、3年生による合同バンド「綾瀬市中学校吹奏楽団」の演奏もありました。演奏会の最後の1曲の指揮を担当しました。このバンドも私にとって大事なバンドです。このバンドの卒業生が今では大事なビジネスパートナーです。

宝島

 本校吹奏楽部の十八番ですが、今年度は演奏する機会がなかったので合同バンドで取り上げました。合計練習時間が2時間弱だったのに生徒たちは指揮者の要求に応えて!?楽しいステージになりました。ちょっとは市内全体のポップス演奏の役に立てたでしょうか。もちろん原曲をリスペクトしたリズムやアドリブも登場。そのへんの宝島とはひと味違いますよ。

 

 録音と動画を結び付けて全体の記録映像を日曜日に作成しました。これがいつもながら時間がかかります。コロナ禍で身に付けた動画編集技術(笑)