kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

一般客

 今日は「一般客」として吹奏楽コンクール高校B部門に出かけました。ちゃんと1,000円払って当日券を買いました。合同練習をした高校、母校の高校、地元の高校など気になる団体がありましたので地元開催だし、一人でお出かけしました。とはいえ、関係者だらけのコンクールですから、「あれ?今日はどのようなお立場で?」とたくさんの方々に聞かれる始末…。指揮者でもなければ役員でもありませんから不思議に見えたのだと思います・・・。

 

 結果を県央吹奏楽連盟のウェブサイトより引用します。

出演順 団体名 人数 代表  
1 県立有馬高等学校・県立中央農業高等学校 合同 16  
2 県立厚木西高等学校 12  
3 県立大和南高等学校 28    
4 県立厚木王子高等学校 30  
5 聖セシリア女子高等学校 30  〇  
6 柏木学園高等学校 26    
7 県立綾瀬高等学校 10    
8 県立厚木北高等学校 8    
9 県立大和西高等学校 17    
10 県立座間総合高等学校 12    
11 県立綾瀬西高等学校 10    
12 県立大和高等学校 28  

 

 3日間の吹奏楽コンクールを通して感じたことは評価を受ける演奏がどのようなものかが、はっきりとわかったことです。文句なしで上手な団体もいくつかありますが、そうでなく金賞を受賞されている団体も正直なところありました。これは上手い、下手ではなくタイプや路線と言った感じです。私の場合、今回のコンクールでいう評価を受けるサウンドを作ってこなかったのが、今回の結果だと分かりました。

 また3日間を通して新たな問題提起としてA部門とB部門の「格差」がさらに広がったようにも感じました。これは中学も高校もです。人数の多い、少ないが音楽の優劣ではないはずなのに作り上げられた音楽そのものに明らかな差が生まれています。活動が活発なところに人が集まると言ってしまえばそれまでですが、B部門の音楽的内容が乏しく感じました。他地区のB部門で私のよく知る高校が大変素晴らしい演奏をしたのですが、残念ながら代表に選ばれませんでした。今日、代表に選ばれた学校よりも明らかに上手でした・・・。何が言いたいかというと、地区の小編成のレベルが落ちているということです。私みたいなレベルの低い吹奏楽指導者が偉そうなことを言って申し訳ないのですが、これは地元の高校生に頑張ってほしいという意味合いです。何度も言いますが、人数が少なくても良い音楽はできます。

 コンクール鑑賞と併行して「綾瀬市中学校バンドクリニック」と「綾瀬ウィンドシンフォニー」の事務局の仕事も進めました。中学校教師、指揮者、作編曲者として色々活動していますが、団体事務局というのも私の顔の1つです。団体そのものを立ち上げ、イベントを企画し、運営をして吹奏楽の振興、生涯教育活動を行っています。やがて、これらが地域移行の足掛かりとなっていきますように。今日、出演していた地元の高校生も巻き込みたい。ツテがない。協力者が現れますように。