これぞ、全国大会です。リアルタイムで聴けたのは前半の部だけでしたが、玉名女子や大阪桐蔭は画面越しでも圧倒的な演奏で「金賞」にふさわしいものでした。全団体の演奏技術レベルが高すぎて審査することすら難しい段階まで来ていると思いました。芸術という別の視点で見れば、技術以外の音楽形式や爆音傾向など今年も問題提起されるかもしれません。中高生が長い時間をかけて一生懸命に取り組んだ芸術作品というものは、知らないおじさんをも感動させるものがあります。コンクールですから「評価」が伴います。そういった側面は、あまり好きではないのですがコンクールだからこそ生み出される奇跡のサウンドは大好きです。ライブ配信ではありましたが、多くの中高生に感動をもらった2日間でした。さきほど後半の部の結果が発表されました。現行の審査方法だとやや銀賞が多くなりやすい傾向にあるのかもしれません。
全日本吹奏楽連盟公式アカウント(@AJBAofficial)さん / X (twitter.com)
Xユーザーの全日本吹奏楽連盟公式アカウントさん: 「第71回全日本吹奏楽コンクール 高等学校後半の結果です https://t.co/GtYmSOuapG」 / X (twitter.com)
全国ポピュラーステージ吹奏楽コンクール西日本大会の結果が公表されました。
本年度のイベント│【公式】一般社団法人 日本吹奏楽普及協会 (suisougaku.or.jp)
結果は以下の通りです。
中学校の部
銀賞 亀岡市立亀岡中学校
高等学校の部
金賞 浪速⾼等学校・中学校 Black Wings Jazz Orchestra 全国大会出場
銀賞 金蘭千里中学校・高等学校 吹奏楽部 全国大会出場
金賞 京都府立嵯峨野高等学校 吹奏楽部 全国大会出場
前回大会と今回大会で審査員長を始めとして審査員が大きく変りました。もちろんコンクールですから審査員は毎年変わって当然ではあります。審査員の審議やジャッジは非公開ですが、結果的に今年度は金賞と銀賞のみということになりました。昨年度までは、銅賞があって全国大会へと進めたのは金賞と銀賞の受賞団体でした。東日本大会の団体数なども含めて審議されたのだと思います。
これは私の推測ですが、どの団体も熱演されていて差を付けにくい状況にあったのだと思います。特にポプコンは演奏技術だけでない個性がぶつかり合うコンクールでもあります。主催のSNSでもその胸の内が語られています。
中学校の部については昨年度もそうでしたが、今年度も出演団体が少なく全国大会へと駒を進める団体がないことは少々残念です。でも、昨年度よりもお客さんや初出場の団体も増えているとのことなので今後に期待をしたいと思います。
さて、西日本大会の結果から分かるように銀賞でも全国大会へと出場できない可能性がある。出場団体数が少ないからと言っても一定のパフォーマンスがなければ全国大会には進むことができません。どんな大会であっても全国大会というものは甘いものではないのです。6日後の土曜日は、自分たちにできることを埼玉の地で最大限に発揮したいです。