kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

地域移行は前途多難

 地域移行の会議が先週ありましたが、前途多難です。平日の活動時間が2時間程度だとして何時から何時が妥当なのでしょうか。遠くまで移動することを考えるとあまり遅い時間に設定はできませんよね。3年間で何とかしなければという方向性がややトーンダウンしているようにも見えますが、だからといって議論をトーンダウンさせてはいけないと思っています。中学生ファーストの考え方をしていこうと確認されてはいますが、だったら思い切った改革が必要です。それは大人に求められています。

 北海道の「合同バンド」のことがネットニュースであげられていました。

吹奏楽に押し寄せる少子化の波 コンクール「金」に輝いた合同バンド(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 

 移動がネックと言われている吹奏楽部の活動ですが、この合同バンドは驚くべきことに30キロ離れています。ポイントを抜粋してみましょう。

 

・平日の練習は各校で行う。

・週末にスクールバスに楽器を載せて互いの町を行き来する。

・費用面で保護者に新たな負担はない。

・練習場所は学校や町立の施設を使う。

・地区大会前の合同練習は6回ほど。

 

素晴らしい・・・。

地元もこれくらいのバックアップがあれば・・・。

参考にしていきたい。

 

・平日の夕方~夜に練習する想定

・平日、休日ともに移動は自力、保護者の送迎

・活動費以外の指導者の人件費を保護者がさらに負担

 

こうなってしまったら部員は激減すると思います。

それだけでスポーツや文化芸術が衰退します。

 

今のままだとマズい・・・。

それだけはいえる。

 

 だからこそ色々な立場の方からの意見、アイデアを募集しています。部活動が衰退するだけでなく、学校現場がさらに疲弊して義務教育の質にも影響してきてしまいます。一部の人だけでなく、地域のあらゆる人が本気で考えていかないといけません。