kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

夏の定演

 

f:id:kmd-windorchestra:20210820205325j:plain

麻生高校 第26回定期演奏会


 今日は先月の合同練習でお世話になった高校の定期演奏会に出かけました。緊急事態宣言下で県立高校が演奏会を開くというのは大変なご苦労があったと推察します。安いルートで行ったので開催地まで電車で1時間20分ほどかかりました。初めて行ったホールでしたので記念撮影。

f:id:kmd-windorchestra:20210820205302j:plain

幸市民館

 このように高校の定期演奏会に出かけるのは、いつ以来でしょうか。夏に開催するのは神奈川のバンドではレアなケースですね。コロナ以前は3月に演奏会を梯子したこともありました。極端な例だと同じ会場の大ホールと小ホールを何度か往復したこともありました。

 演奏会は2部制でした。時世柄、コンパクトな演奏に仕上げたそうです。コンクールから1ヶ月経たないにもかかわらず、定期演奏会を開催する高校生と先生のエネルギーはすごいとしか言えません。やっぱり生のコンサートは良いですね。
 第1部は、近年の課題曲が何曲も取り上げていました。課題曲ですから、演奏時間は短いものの聴きごたえがあります。特にオープニングに演奏した、マーチ クローバーグラウンド」のグランドマーチへのブリッジの部分はワクワクしました。バンドの持つカラーと曲想がマッチした瞬間でした。
 第2部は、ディスコキッドで始まり、オーメンズオブラブがプログラムの最後という吹奏楽経験のある人ならお馴染みの曲が並びました。生徒の司会でも話にあったように高校生らしいフレッシュな演奏でした。パートごとお揃いのベストも素敵でした。終演後に顧問の先生と高校生に軽く挨拶をし、会館をあとにしました。
 高校の吹奏楽にも携わってみたいと思うことがたまにあります。中学校は上手くなったところで卒業して、高校に送り出してしまうので嬉しいような寂しいような想いを毎年抱きます。もし、高校に籍を変えればその続きの活動となります。教員免許は高校も持っていますが中学校教師が高校教師に変わるのは単純なことではないので鞍替えをすることはまずありません(笑)
 でも、今後の教育改革で教員の仕事から部活動が切り離された場合、兼業申請をして吹奏楽指導者を名乗る時代がやってくるかもしれません。令和5年度からそうなると話題に出たことがありましたが、現実的には予算面で厳しいと言われています。
 フリーの吹奏楽指導者としてやっていく場合、自校の中学校ではなく高校の指揮者になることも可能になる場合があるかもしれません。あるいは、中学と高校の掛け持ちなども…。今はありえない話ですが、昔あり得なかったことが今の時代の主流になることだってあります。
 もし、将来的にそんな教育体制になったらどこかの吹奏楽部は雇ってください。休みの日しか顔を出せませんが精一杯やります(笑)