kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

前任校の定演

 今日は前任校の定期演奏会。卒業生が第2部で加わると聞きました。卒業生の多くは私が顧問を務めていたときの教え子たちになります。楽器が借りたいという連絡が入り、慌てて会場へ輸送…。私物のTubaとA.Saxが活躍しました(笑)

 その後は、本市が誇るマーチングバンド部の指導に初めて行きました。マーチングバンド部へのレッスンと言ってもマーチングのことは無知なので、あくまでも演奏技術のレクチャーですが…。今月末の本番では合同バンドの一員として初のコラボレーションをするので、そのための顔合わせでもありました。1時間弱のレッスンでしたが、初めて会う生徒さんへのレッスンは指導者としての技量が試されます。普段と違う土壌の人間の指導に戸惑いもあったかと思いますが、本番に向けて予想以上に実りのある練習時間になったと思います。

 昼前には文化会館に戻ってゲネプロの見学。やっとホールでの定期演奏会ができるわけです。顧問の先生や外部指導者の先生、保護者の方々の愛情があったからこそのステージですね。演奏に加わる卒業生のみんなには中学校が違っても何かとお手伝いにきてもらっているので、昼飯くらいはと思ってご馳走しました。蔓延防止の期間が今日までですから、みんなでワイワイというわけには行きませんので「分散しながら」でしたが、落ち着いたら一席持ちたいものです。

 定期演奏会のほうはプログラム4曲。練習制限がある中だったので取り上げる曲をぎりぎりまで調整されていたのだと思います。そんな中で私が編曲と脚本を書いた作品を演奏してくださいました。もともと2019年度の定期演奏会のために書いた作品でした。私自身は異動してしまったし、その年の定期演奏会は中止になってしまったし、数年の時を経てステージで演奏したことになります。2年前に運よく本校吹奏楽部は定期演奏会ができたので、そこで私自身の指揮で初演はしたのですが、当初演奏する予定だった団体が卒業生(当時の生徒)を交えて演奏したことは感慨深いものになりました。時間の限られた中で拙作を取り上げていただき感謝申し上げます。

 プログラムの最後は、3年生によるソロでした。今回が24回目の定演ですから、20年以上前から引き継いでいる曲です。その中で10回ほどは、なんと私が指揮をしているわけです…。長年自分が務めてきた役割を今は客席から眺めるというのは、寂しさがありますね。ありがたいことに今の居場所があるからいいけれど、いつかは指揮者でなくなるときもやってくることを再認識させられました。だからこそ指揮台にあがれるうちは全力で生徒と向き合わないといけないですね。

 

綾瀬ウィンドシンフォニーさんはTwitterを使っています 「昨日の北の台に引き続き、今日は春日台中学校吹奏楽部の第24回定期演奏会。第2部は卒業生も加わり和やかな雰囲気のステージでした。綾瀬ウィンドシンフォニーでぜひまた演奏しましょう。 #綾瀬市 #吹奏楽部 https://t.co/tHSdLgn6cj」 / Twitter