編曲作業が多くなっていましたが、久々にオリジナルの新曲ができました。
交響組曲第4番「ロスト・シャングリラ」
(コンポーザーズ・エディション)
(私の頭の中にだけある)短編小説集「ロスト・シャングリラ」の「劇伴」です。組曲ですから複数の曲があります。それは短編小説(ショートショート)のストーリーごとに付随している音楽になっています。「ロスト・シャングリラ」のそれぞれの曲はアンサンブル作品となっています。それらの曲を作曲者自身が吹奏楽版にアレンジし、曲の構成もよくある吹奏楽曲(吹奏楽コンクールを意識した長さ…)の長さにまとめました。
今回は、本校吹奏楽部が演奏することを念頭に構成しているので演奏経験のある作品を中心に採用しています。昨年度、県央アンサンブルコンテストで演奏した「行間のエネルゲイア」「ゴルディロックスの原理の抗う鼓動」に新たな命が吹き込まれました。また、隣の市の中学校吹奏楽部のために書いた「伝説の佐藤」も吹奏楽版にすることで迫力のある曲へと生まれ変わりました。今回、採用しなかった「ロスト・シャングリラ」の小曲もいくつかあります。色々組み合わせをマイナーチェンジしていくのも面白いかもしれませんね。あるいは今はまだ無い別の小曲が「ロスト・シャングリラ」の一部として生まれるかもしれません。オリジナル曲として1つの区切りは迎えますが、これからも形を変えていくかもしれない作品に自分自身でワクワクしています。9月の合同演奏会、12月の定期演奏会等で演奏予定です。なお、しばらくの間は楽曲の権利を専有しますので、音源や楽譜の提供は2025年になってからの予定です。
ちなみに私の中の位置づけでは・・・
交響組曲第1番「トランプ」
交響組曲第2番「影法師」
となっています。