kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

ちょっとだけ課題曲の音出しをしました

※昨晩アップロードされていませんでした

 

 冬は、平日の部活動の時間が短いですから休日練習は貴重な練習時間です。午前中はコーチ陣の半分を呼んでいたので、パートレッスンをお任せしていました。8パートのうち4パートのレッスンですからミニ実技講習会のようなものです。先週の実技講習会に引き続き、個別にレッスンしてもらうことで生徒のスキルアップにつながります。その間に打楽器アンサンブルの指導を少しだけすることができました。一人で指導できる範囲は限られていますから外部指導者の存在はありがたいです。まさに練習の効率化。

 今日の練習の中では課題曲の楽譜を配ってDVD鑑賞をする時間もとりました。選曲ということではなく、単純に吹奏楽に親しむものとして新しい吹奏楽曲に触れる時間です。楽譜が手元にある状態でDVDを鑑賞して、課題曲についてトークするという時間をとりました。中学生がリアルタイムで課題曲の話をするだけで今日の練習の意味はあったと思います。

 これは生徒にも話したことですが、私が中学生の頃はそんな話ができる相手がいませんでした。今のようにYoutubeで簡単に曲を聴く文化もなく、ずっとB編成だったので「課題曲を知らない中学生」だったのです。たまたま私は姉の影響で課題曲の存在と知っていたのでCDを買っていました。でも、吹奏楽部員に「課題曲は何番がいいよねー」と話でも通じない虚しさがありました。高校に進学するときもA編成に出ているところに行きたいと思って進学したのに入学したとたんにB編成に出場するバンドになってしまいました。高校は過去の課題曲を定演で取り上げたこともあって中学時代ほどではないけれど課題曲に触れてはいました。でも、リアルタイムでその年の課題曲に触れるという経験はなく・・・。ちなみに高校2年で部長をしていたときにコンクールの部門をどうするかの話し合いがありました。同期が17名いたのですが、私以外の16名がB編成に出場したい派、私1名がA編成に出場したい派でした(笑)。意地を張ることもなく、B編成ならB編成で成し遂げたいこともあったので充実した高校時代でした。結果的にその年に成果を出して部員数が一気に増えました。その翌年(そこそこ進学校だったので高3のコンクールは出ない人もいましたが、私は残りました)にようやA編成に出場してリアルタイムで課題曲を演奏することができました。

 昔話が長くなりましたが、中学生のうちから課題曲トークができることが何より羨ましい。去年、一昨年は課題曲3番1択だったのですが、今年は良い意味で悩んでいこうと思います。練習の最後30分では、課題曲Ⅰのマーチを合わせました。初見合奏ですね。全然、マーチに聴こえない…。マーチに取り組んだことがなかったのです。バンドの底力を上げるためにもマーチは良い教材。少しずつ取り組みたいと思います。

 

例の「Youtubeの課題曲」

オオサカンの演奏もアップロードされていました。

www.youtube.com

 

4日(日)21:00~配信イベントもあるとのこと。

オオサカンによる全日本吹奏楽コンクール課題曲2024実演動画配信イベント - YouTube