kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

合唱祭に向けた指揮者オーディション

 体育祭の練習もありますが、合唱祭の指揮者オーディションを放課後に実施したので学年代表として同席しました。オーディションという形式で先生たちを前にして指揮をするということは、それだけでもかなりの緊張があったと思います。指揮の実技後には、先生たちからの質問にも答えていくコーナーもありました。どうやって練習したか、どれくらい練習したか、どんなふうに頑張っていきたいのか、そういった言葉の端々からも合唱祭に向けた意気込みを感じました。

 令和の中学生ですからYoutubeで曲を流して練習というのがスタンダードなようです。でも、ここには危険性があって、果たしてその動画の指揮は「手本」となるのだろうか・・・ということです。世の中には参考になる動画教材もありますが、誤学習につながってしまう動画もあります。音大で指揮を学んでいるのに・・・なんてわかりにくい指揮なんだ・・・と思った動画も多数あり、私自身も視聴して驚いたことがたくさんあります。

 あと、私も経験がありますが音源に合わせて振っても、それは所詮、「振り付け」なのです。実際の生演奏では自分が引っ張っていかないと音楽は前に進んでくれません。指揮に主体性や推進力がないとテンポが遅くなってしまいます。うちのクラスは伴奏者を呼んで生演奏で通し演奏のオーディションを実施しました。伴奏者(演奏者)とのコミュニケーションも指揮者のスキルです。

 

 改めて指揮は、難しい・・・と感じました。

 

 さて、今日取り上げる動画は…貴重な映像です。私の指揮の師匠が今の私とだいたい同じくらいの年齢のときのコンサートです。画質が年代を感じます…。ちなみに私がこの世に生まれてくる9ヶ月程前のコンサートということになりますね・・・(笑)

 

同志社大学グリークラブ 指揮:佐々木 修
1990年6月24日 大阪フェスティバルホール


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