今日は、中堅教員研修でした(中A県大会2日目なのに)。数年ぶり県立総合教育センター(通称:総教C)に行きました。コロナ禍で机上研修等が増えたので、しばらく足を運んでいませんでした。建物が新しくなってからは初めてでした。総教Cは、神奈川の公立教員(政令市を除く)ならば、年次研修等で何度も訪れる場所です。一般市民の方には馴染みのない施設かもしれませんね。
さて、帰宅後にニュースを確認していたところ文化庁の提言が出されていました。今日、文化庁の有識者会議が行われ、2025年度末までに公立中学校文化部の指導を地域に委ねるべきだとの提言が出されたのです。
文化部の活動指導も休日は地域で 公立中、25年度までに移行提言(共同通信) - Yahoo!ニュース
第7回となる文化庁の検討会議。全日本吹奏楽連盟理事長の石津谷先生の検討委員としての資料も見ることができます。
文化部活動の地域移行に関する検討会議(第7回)議事次第・配布資料 | 文化庁 (bunka.go.jp)
93750901_07.pdf (bunka.go.jp) (石津谷先生の資料)
運動部に足並みをそろえる関係で文化部もゴールが決まってしまった以上、現場としても指をくわえて静観しているだけとはいきません。合唱連盟(93750901_05.pdf (bunka.go.jp))のいうように「提言」を出すのは、いささか時期尚早のようにも思います。この流れが進めば、来年度から「移行期」に差し当たり先行する自治体などが出てくるでしょう。その様子を見て全国各地が動き出すことになると思います。
現段階のことではありますが、私個人としては「兼業届」を出して吹奏楽指導に関わり続けようと考えています。本市でいえば、ある一定数は吹奏楽に関わりたいと思っている子どもたちがいます。その子たちに吹奏楽の楽しさを伝えていくのが、私は「仕事の1つ」だとも考えているからです。石津谷先生の意見にあるように本業の業務分担とうまく調整してくれるような職場になれば、それこそが「働き方改革」にもなると思います。
その一方で、本市に関わらず私を必要としてくれる吹奏楽団体があれば、そちらでお仕事することも考えております。私なりの指導者協会会員としての責務でもあると考えています。課題は山積ですが、本市での地域移行の会議にも今後何度か出席予定なので先生にとっても子どもにとっても良い吹奏楽のカタチを模索していこうと思います。