kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

初演っていいよね

 音楽をやる上で惹かれるのが「初演」という言葉の響きです。作曲家が楽譜に音楽を託してそれが実現する生まれる瞬間・・・。最高の喜びがそこにはあります。これは作曲に携わっているものではなく演奏者にとっても奇跡の瞬間に出会えるかけがえのない喜びとなります。

 中高生だったころ現役当時は、残念ながら初演の機会に立ち会うことはありませんでした。強いて言えば、他校の演奏会で日本初演している様子を客席で聴いて胸を躍らせていました。歴史的な瞬間に出会えたような気がして観客ながらに興奮していたのを覚えています。

 吹奏楽指導者になってからは、とにかく自作曲を毎年のように演奏してもらっています。近年ではオリジナルにアレンジを加えると年間のほとんどのレパートリーを自分で手掛けていることになります。1ケ月後に今年度初となるコンサートがありますが、作編曲者名に私の名前がたくさん出てきます・・・(笑)

 私は自作曲以外にも節操もなく他人の新作も指揮する人間です。今までに4曲くらい初演の指揮を担当しました。12月には、友人が書いたマーチ(初演)の指揮します。その曲に関するリモート対談を8月11日にzoom上で実施しました。この曲は、オリジナル版をそのまま演奏するのではなく、私のほうで小編成に編曲させてもらって演奏します。40分にも及ぶ対談ですが、限定公開しています。再生状況からすると生徒も家でこのマニアックな対談を視聴しているようです。まだ練習は初めていませんが10月から初演の準備をしていきます。