2020年は、一生忘れることのない1年間になると思います。数年後に「あの時は大変だったね」と笑い合える日がくることを願うばかりです。大晦日の今日、新型コロナの感染者は過去最高を更新。都内では1000人の大台を超えました。
中学校の吹奏楽の現場も例年通りというわけにはいかず、本校の吹奏楽部にとっても暗中模索の1年間となりました。その中でも9月の独自開催の吹奏楽コンクール、12月の定期演奏会を開催できたことが幸せです。先日の吹奏楽ゼミナールでも話題にあがりましたが、全国の約13,000団体の中でこのように活動できたのは、ほんのひと握りの団体のみです。コンクールもコンサートも企画の中心として奔走しました。多くの方々に協力いただけたからこそ「奇跡のステージ」が誕生しました。全ての関係者に改めて感謝申し上げます。
作編曲活動においてもコロナ禍ではありますが、充実した1年となりました。自粛期間中のお遊び、アンコン・ソロコン用の室内楽では新たな境地を開拓することができました。吹奏楽のアレンジでは、ミュージカル「レ・ミゼラブル」を書きあげ、著作権者の審査を受けて自らの指揮で初演を行うことができました。
指揮者としては、自作曲を含めて法人作曲家の初演の指揮を担当することができました。コンクールで評価される演奏という面では、課題がありますがバンドは短い練習時間ながらも成長を感じます。
今後とも応援をよろしくお願いいたします。よいお年を!
指揮者、作編曲者、吹奏楽指導者
KMD