kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

作曲家の自作自演って何とも言えないプレミア感

 好きな指揮者は言うまでもなく何人もいます。音楽を操り変化させていく「魔法」には驚かされます。それに「オーラ」を持っている人というのは、こういうものなのか・・・ということも何度も目の当たりにしてきました。

 ただ、今回は指揮者ではなく作曲家自らが指揮をしている姿に注目していきたいと思います。作曲家であり、指揮者であるという溢れる才能を持ち合わせた人は、タクトと音符の両方で「世界」を表現していきます。作曲家だからこそ生み出せる「世界」というものは、存在すると思います。

 前もって断っておきますが、作曲家の自作自演が最も良いというふうに考えているわけではありません。作曲家は作品を書き終えた時点でその作品というものは作曲家から離れていきます。離れていった先で指揮者やオケ(演奏者)と出会い作曲家一人では生み出せない音楽が生まれることが素晴らしいことだと考えています。

 とはいえ、作曲サイドで普段音楽に触れていると作曲家の自作自演には大変、興奮させられるものがあります。今日は、吹奏楽の名曲からいくつか無料で視聴できるそんな自作自演を紹介したいと思います。

 解説はするまでもないので、ぜひ再生ボタンでその「世界」を味わってみてください。


アルセナール ARSENALーヤン・ヴァン・デル・ロースト <客演指揮者>ヤン・ヴァン・デル・ロースト 近畿大学吹奏楽部

 


吹奏楽のための「風之舞」

 


「ウィンクルム=絆」/ 天野正道(作曲者・天野正道先生指揮バージョン)