kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

吹奏楽への想い

 6月12日までの締め切りですので時間が限られていますが、ロケットミュージックとGReeeeNの共同オフィシャル企画です。朝ドラの主題歌をこのように活用する企画は素晴らしいと思います。

 

GReeeeNオフィシャル企画!みんなで奏でる「星影のエール」

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfaiTPf8dfmaaARTXZEeOKZKPvAgoBczkNYiEyOcyUtgwjBjA/viewform

 

 高校の吹奏楽の現場もコンクールに代わる目標の設定が求められています。小さな地区町村であれば、数校での演奏会やコンクールなど工夫しながら実施するのも1つの手であると個人的には考えています。

〈新型コロナ〉全日本吹奏楽コンクールが中止 3年連続金賞を受賞した強豪校が次に目指すものとは? 岡山| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送

http://www.ksb.co.jp/newsweb/index/17530

 

 分散登校が先週より始まり、今週火曜日からは一斉登校が始まります。40人が1つの教室で授業を受けることになるので「密集」の状態になることは言うまでもありません。そのような状況が危険であると考える人も当然いることと推察いたします。リスクへの対応や新しい集団生活の在り方を考え、実行していく1週間になりそうです。

 この一斉登校からさらに1週間後が部活動の再開となっていきます。高校の部活ではオンラインミーティングなどをしているそうなので子どもたちの声を拾い、相談しながら再開後の活動について考えているとのことです。私が顧問を務める吹奏楽部では、アンケートを実施して想いを共有していくことを再開への第一歩としていきたいと思います。色々な想いが部員、家族にある中での活動になると思いますが、先週1つ驚いたことがあります。

 それは、学年だよりに掲載した2年生の進級にあたっての抱負です。各クラス数名ずつ担任が選出した生徒の作文を掲載しているのですが、何かと吹奏楽部の部員が選ばれることが多いのです。その作文の中には吹奏楽部の活動へ対する熱意が溢れていました。部員全員分を目にしたわけではありませんが、みんなで合奏するという機会が奪われたこと、中止となってしまいましたがコンクールに向けて頑張りたいということ、良い先輩になりたいという胸の内が書かれていたのです。

 部活動再開にあたってネット上では、「教育課程外の活動であるため、これを機になくしてもいいのではないか」という書き込みが見られました。世間には一定数、このような意見があるのかもしれませんが、同時に子どもたちのと「部活動に対する想い」というものも確かに存在します。2年生でこれだけの想いを持っているのならば引退を控えた3年生ならさらに強い想いがあるかもしれません。

 元通りの吹奏楽部というわけにはいきませんが、子どもたちの声に寄り添ってできるだけ実現してあげられるように工夫して知恵を出して支援していくことが大人の役目であると作文を読んで感じました。