kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

最後の最後まで青春している高校生

 今日は合同練習でもお世話になっている高校吹奏楽部の定期演奏会に足を運びました。お昼あたりに行って後半のリハーサルにも立ち合わせてもらいました。合同練習以外にも定期的に練習にお邪魔させてもらっている学校なので関係者風にバックヤードまで突入しました。(もちろん顧問の許可は得ています)
 コロナによる全国的な休校で高校吹奏楽とも縁が遠のいてしまいましたが、この学校との関わりが私の中の再スタートでした。本校吹奏楽部の練習がないテスト期間などを狙って3年間継続して楽器の個人レッスンや合奏指導をしました。だから生徒たちとも顔馴染みです。関わり始めた当時、1年生だった生徒が3年生になって引退していくのは感慨深いものがあります。しかも3月31日ぎりぎりまで全力で高校生をやっているから感動的なわけです。自分勝手ではありますが、個人レッスンをずっとしていた生徒は他校でありながら「教え子」みたいな感覚でした。終演後は、バタバタするのが分かっていたので開演前に楽屋でお祝いの品を渡しながら「卒業おめでとう」を言いに行きました。そのときには「先生はもう恩師です」と言ってくれました。直接の教え子ではないし、他校だし、校種も違うし・・・でもそういってもらえたことは教師冥利につきます。これでお別れになりますが、出会えたことに感謝です。

 演奏会のほうは元気な感じで高校生らしくあっという間のステージでした。休憩時間に見覚えのある先生が客席にいらっしゃったので声をかけました。私や私の姉が高校時代にお世話になった先生がいらっしゃっていたのです。県外からはるばるお越しになったとのことでした。少しの時間だったけれどお話できてうれしかったです。本校吹奏楽部やウィンドシンフォニーの活動も認知してくださっており、エールをいただきました。

 吹奏楽の縁を大事にしたいと思う1日でした。明日から新年度のスタートです。私と吹奏楽の関わり方が変化する2024年度になります。地域移行が成ればもっと大きな変化になってしまうでしょうから、多少の変化には適応していく必要があります。逆に今日、伺ったバンドとは強い結びつきになるかもしれません。高2の生徒さんからは「先生、週1で教えにきてくださいよー」と言われましたが、それはさすがに・・・(笑)

 そう言ってもらえるだけ有難いことです。時間はできるのでお手伝いに行く回数は増えるでしょう。またそのとき、どうぞよろしくお願い致します。