kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

吹奏楽部の2023年度納め

 第12回首都圏学校交歓演奏会(2024/3/28,29開催)の大会結果の詳細が本日公開されました。神奈川県からすると吹奏楽コンクールでいうところの東関東大会のエリアに含まれない東京や埼玉などの吹奏楽の盛んな地区と競うコンクールになります。

こちらのリンクから評価や順位も確認できます。

12th首都圏大会_中学校.pdf (land-scape.info)

12th首都圏大会_高等学校.pdf (land-scape.info)

 

 神奈川県から出場した学校をピックアップします。新人戦ながら毎年、素晴らしい演奏を披露されています。年度末の埼玉遠征のご苦労もあったことと思います。心から大きな拍手を送りたいです。

【高等学校の部】

川崎市立橘高等学校 銅賞

桐蔭学園高等学校  銀賞

相模女子大学中学部・高等部 銀賞

【中学校の部】

横須賀市立大津中学校 銅賞

海老名市立海老名中学校 金賞

 

 それにしても海老名中の金賞(4位)は神奈川県の吹奏楽界にとって素晴らしいニュースです。新人戦ですからこのメンバーがさらにひと夏をかけてレベルアップすると思うとドキドキします。金賞(5位)にはポピュラーステージ吹奏楽コンクール全国大会で優勝を果たした「足立区立第十四中学校」の名前があります。先生が異動されてまだ1年ということなのにバンドはすでに全国レベル…。

 きっと第9回のポピュラーステージ吹奏楽コンクールにおいても優勝の最有力候補となります。本校吹奏楽部がそれを越えるとすれば、海老名中のような実力を身につける必要がある・・・ということ!?

 

 今日は午前中に年度内最後の部活を行いました。入学式の2曲、新入生説明会の1曲を合奏しました。入学式は卒業式同様に生徒指揮が担当します。合奏でバンドを育てるだけでなく、指揮のテクニックも指導しました。指揮って難しいのです。大人でも難しい。予備拍をどう出すか、打点の位置や方向がどうなっているか、ブレスはとれているか、無駄な動きはないか、自分に言い聞かせるように指導をしました。なかなかバンドが揃って入れないこともありましたが、見やすい指揮を意識するだけでスッキリとはいれるようになりました。

 これをもって2023年度の吹奏楽部は終わりです。「大変なこともたくさんあるけど得るものも大きい部活」と部員には話をしました。顧問もそれは同じです。きっと手を抜けばいくらでも抜くことはできて楽だと思います。早く帰れるし、自由な時間も増えます。自分は吹奏楽が好きなので、できる限りのことは全力でやっています。だからこそ感動することもあったし、悔し涙をたくさん流したこともあった2023年度でした。吹奏楽指導者はもちろん、吹奏楽に向き合うたくさんの中高生に出会えたのはうれしかったです。やっぱりトータルで考えたら「幸せ」です。皆さんのおかげで「幸せ」でした。

 2024年度は吹奏楽への関り方が少し変わりそうです。まだ確定していないこともありますが、どんな形であれ応援していただければ幸いです。