新年度の準備に入りました。そしてお世話になった同僚、先輩方とのお別れの日でもあります。忙しかったり、ご家庭があったりで送別会のようなことができないけれど、お世話になった先生方から学んだことを生かしてこれからも働いていきたいと思います。
午前は春の嵐でしたが、昼過ぎから天気が回復しました。15時くらいで仕事を切り上げて今日は「年度の仕事納め」に対する自分への「ご褒美タイム」を設定していました(振休ですw)。心配はいろいろあったけれど結果的には予定通りに食事にこぎつくことができました。私のワガママに付きあわせた若き吹奏楽関係者に感謝です。
年度の仕事納めをしたわけですが、吹奏楽部の活動としては明日の半日練習が最後になります。2023年度も色んなことがあったけれど、たくさん吹奏楽部で思い出が作れました。コロナの扱いが変わったからこそ遠征もたくさんいくことができました。そのときは遠征を回すことで一生懸命だったわけですが、少し時間が経ってから生徒たちの成長を感じることができました。
19日の高校の定期演奏会の賛助出演でいうと、有志参加者のみでしたが「本番の集中力がすごい」「場慣れしている」と顧問の先生からお言葉をいただきました。26日のスプコンでいうと、合同バンドの中で人数が1番多いにも関わらず、うちが1番しっかりと集団行動できていました。荷物の整理についても別の先生が声掛けをするだけで意識の高い生徒がどんどん動くし、楽器を運んだり時間通りに集団で動いたりすることもできました。もちろん、本校吹奏楽部だって臨機応変に動くのが苦手な生徒もたくさんいますし、大変なことを避けたい気持ちを持つ生徒だっているでしょう。しかしながら、苦手であっても夏、秋、冬と遠征に行ったりポプコンに出たりすることで経験値を得ていたのです。「経験」をさせることが成長のカギでした。
吹奏楽部の成長を感じることができて幸せです。そんな吹奏楽部との今年度の活動が明日で終わってしまうかと思うと寂しい気持ちになります。3月の演奏会シーズンだと「春の切なさ」を重ねるように福田洋介先生の「さくらのうた」がよく演奏されるように思います。もちろん大人気な吹奏楽曲で「ピカルディ終止」のぬくもりがこんなに暖かい曲は、そうめったにないのですが私としてこの時期に1番ジーンとくるのは田嶋先生の「エアーズ」です。3月にこれを聴くと泣いてしまいます・・・。3月の定期演奏会で「エアーズ」がもっとたくさん演奏されるとうれしいですね。