kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

指導者研修会2022

 昨日のことですが、地区吹奏楽連盟公認の指導者研修会を本校で開催しました。本校吹奏楽部をモデルバンドとして、講師には昨年度、全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞された先生をお招きしました。毎年、お願いしてこの時期に指導してもらっています。本校吹奏楽部は、そういう意味では大変恵まれていますね。

 ブレーンから出版されている「合奏の種」を使い、1年生も含めた合奏指導を中心にお願いしました。限られた時間ではありましたが、課題曲や自由曲も見てもらいました。5月下旬ということで、まだ譜読みを仕切れていない状況でしたが今後の練習に必要なことを示していただきました。

ひとまず、以下の3点です。

リズムを正確につかんで自信を持つ。(譜読みの徹底、リズム奏)

曲想(曲の特徴を理解する)

音価、発音の統一(言葉を入れてみる)

 

 金管楽器の鳴りは良い状態であることは確認できました。うちのバンドは、木管楽器が人数が少ないので、どうしても数のハンデで薄くなりがちですから、鳴らすということを個人が実感できてくるとバンド全体のバランスが整えられてきます。打楽器については、まだリズムとテンポが正確ではないので、管弦パートとの絡みや音色の追求までできていません。コンクールまでにはこだわりたいポイントです。

 

 この研修会のスタッフとして卒業生のお手伝いを呼びかけたら高1~高3の代の卒業生が手伝ってくれました。前任校の教え子も来てくれました。ありがたいことです。講師の先生からも「卒業生が先生のところに集まる素敵なバンド」とコメントをいただきました。今年度、うちのバンドはA編成へのエントリーですから、憧れのバンドとも地区大会では競う相手になるわけです。

 

 本校吹奏楽部にとっては、すべてがプラスに働く素晴らしい経験ができましたが、指導者研修会としては、聴講する先生がいつも以上に少なかったです…。素晴らしい先生をお呼びしていますが、研修会の企画としては課題が残りました。

 

何となく予想される原因

・自校の指導や仕事があって忙しい

吹奏楽の勉強をしにいく習慣がない

・開催地が不便

・勉強したい内容と合っていない

 

指導者協会の会員としても精進していく必要があります。