かつての教え子と今の教え子につながりがあるというのが不思議な感じがします。学校も学年も違うし部活も違う。それをつなぐのは、SNSなんです。何の話かというと、うちのクラスの生徒と前任校で吹奏楽部だった子に交流があるのです。世間は広いようで狭い。どちらの人生にも私という先生がいるわけですから、これは不思議です。身近なところにもこれだけ影響のあるSNSですが、なんとこれが大きな波を作り出していることに先ほど気づきました。
公立高校の倍率が予想以上に高くなっている学校があるのですが、その理由の１つがSNSにあるというのです。公立高校の生徒さんの中に「インフルエンサー」がいるのです。その有名人には中学生のファンがたくさんいます。憧れのインフルエンサーと同じ学校に行きたい、というのが中学生の進路選択に影響を及ぼしているのです。「バズる」という現象が教育界にまで影響を及ぼしていることに今さら気づくという遅さ…。しかも、それを教え子の現役JKに教えられるという何とも言えない状況(笑)
その子も小規模ながら「インフルエンサー」の1人なのだと思いますが…。これは私の時代とも大違い。地域性、校風、進学実績、建物など従来の価値観だけでは高校選びは完結しなくなっているのですね。気づけなかったことに気づくというのは、ものすごく脳に良い刺激になります。なぜか、ものすごく晴れ晴れしい気分です。世界の見方が少し変わるといってもいいかもしれない。多面的、多角的な視点はやっぱり重要です。
気づかせてくれた教え子には感謝ですね😊
