kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

綾瀬市中学校吹奏楽コンクール

 独自開催のコンサート、ならびにコンクールの日を迎えました。

 この日を迎えるまでの数ヶ月間、かつてない状況のなかで試行錯誤の日々でした。何か月もかけて準備した演奏会でした。トラブルや反省点もありますが、嬉しいこともたくさんありました。

1、ホールで演奏できた。

 生の演奏は、やはり素晴らしいものです。ここ数カ月、ネット配信の音ばかりを聴いていたので、なおさら生の音の感動しましたね。技術改革でいろんなことができるようになりましたが、LIVE感は本物に限ります。3年生にとっては区切りの大会、そして1、2年生にとっては良い経験になりました。今日1日でバンドとして大きく成長できたことと思います。

2、運営スキル

 実施要項、参加申込票(曲目等情報)、進行表、進行台本、表彰式進行、ステージ配置図、補助役員集約、役員・補助役員マニュアル、審査内規、審査表、審査員メモ、審査集計表、DVD撮影業者の依頼、プログラム作成、印刷業者対応などを行いました。ふりかえると実行委員長の仕事量がすごいことになっています。これは、誰も引き継ぎたくないでしょうね…。自分から実行委員長に名乗り出たというか、自分がイメージしたことなので苦に感じたことはありません。ただ、解散前のミーティングで部員に話したことですが、指揮者としての出演があっての事務方の仕事だったので身体が2つほしいと感じました。感染予防対策や表彰状、トロフィー準備、トラック手配などは他の顧問の先生に担当していただきました。また役員を引き受けてくれた顧問の先生たちも含めてご協力に感謝です。

3、審査員の先生方

 今回は各校から審査員を選出していただきました。さらに吹奏楽連盟で長くお仕事をされていた先生に特別審査員としてお越しいただきました。コンクール前は、公平な審査のため関わらないようにしていましたが終演後に少しお話ができて嬉しく思いました。連盟でかつてお世話になった先生方でしたのでお会いできてうれしかったです。

4、初演

 手前味噌ですが、拙作の2曲が初演されました。

The Ace of Spade 城山中学校吹奏楽部委嘱作品

テトリズムⅢ 綾瀬市中学校吹奏楽団委嘱作品

 さらに編曲ものを2つ取り上げていただき合計4作品お披露目できました。

5、補助役員の卒業生たち

 30人弱になるでしょうか・・・。出身学校、学年を問わず卒業生がスタッフとして駆けつけてくれました。私のほうでは、その中の20名ほどを集約したことになります。かつての教え子が戻ってきてくれることは教師冥利につきます。また、学校は違えど、綾瀬市中学校吹奏楽団の指揮者としての活動もあり、互いを知っていることがプラスに働きました。これも自分だからできてしまうことですから引き継ぐの難しそうですね。

 このほかにも色々ありますが、それはまた別の機会にお話しましょう。