kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

クラシックとフュージョンの違い

 昨日、YouTubeにアップロードされた本田雅人さんの動画が大変勉強になるのでご紹介したいと思います。吹奏楽経験者にはお馴染みの「宝島」を遣ってクラシックとフュージョン違いを実演を交えてレクチャーしてくれる動画になっています。

 本田雅人 氏についても、説明がいらないほどのレジェンドアーティストですが、知らない中高生のために簡単にご紹介します。日本のサクソフォン奏者でスタジオミュージシャンとして長く活躍されています。国立音楽大学在学中からミュージシャンとしての活動をされていた方で卓越したその技術から「ハイパーサックスプレイヤー」の異名を持ちます。それだけなくいくつもの楽器を操るマルチプレイヤーでもある人並み外れた技術を持っています。1991~1998まで「T-SQUARE」に加入していました。

 最近では、「宝島」や「オーメンズ・オブ・ラヴ」が吹奏楽曲として認知されているような気がしてなりませんが、オリジナルは「T-SQUARE」の楽曲です。元スクエアのリード奏者が「宝島」を題材に動画を作成してくれただけでファンにとってはすごいことなのです。

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クラシックとフュージョン違いを宝島で実演!

 

 クラシックとフュージョンの違いという視点は大変参考になります。言い方は異なりますが、私自身も吹奏楽におけるポップスの奏法については口うるさい人間でございます。多くのスクールバンドが奏法を変えずに演奏してしまっており、曲の良さを引き出せない演奏をしてしまっているのが現状です。よくあちこちのバンドのポップス指導に足を運んでいた時期もありました。このように一流のプロの方が分かりやすく実演してくださることは、吹奏楽界にとっても財産になると思います。おまけに本田先生がゲスト出演している吹奏楽の宝島の演奏を載せておきます。また、みんなで楽しく「宝島」の演奏ができる日がくるといいですね。

 


宝島 吹いてみた! 吹奏楽ver

 なんだかここのところ、須川先生や本田先生の動画を紹介したりアルトサックス用の曲を書いたりとサックスの話題に偏ってしまいました。今、このように記事を書いているPCデスクの横には、この前買ったアルトサックスのリードまであります(自分ではサックスが吹けないくせに)。なんだかサックス大好き人間みたいになっていますが・・・。わりとサックスは聴く分には好きでトランペットと同じくらい憧れます。元Tuba吹きは花形パートに憧れるものです。

 そういえば、この前の冬に吹奏楽部の卒業生と話をしていたら「先生ってトランペットとかサックスが好きっていうけど、そのサックスって『アルトサックス』のことだけですよねー」と言われてしまいました。なるほど・・・、付き合いの長い教え子は鋭い意見を述べるものです。偏らないように反省をして色々な吹奏楽の情報をこれからも発信していきたいと思います。