kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

高校生との合同練習Vol.2

 先週に引き続き、今日は高校生との合同練習でした。今回は大型バスに1時間ほど乗っての遠征でした。このタイプの遠征は今年度になって初です。遠征などの経験は生徒の成長のカギです。ガイドライン強化もあり振替をとる必要はありますが、それでも先週の会場校としての合同練習と今週の遠征は価値があります。今すぐ何かを得られるわけではありませんが、集団で外に出るということはバンドとして良い経験になりました。反省もたくさんある。それが大事。だって部活動は人格形成の一助のためにやっているのだから。学校でいつも通り練習したほうが曲の完成度は上がるかもしれませんが、私は経験を取りました。それこそが長いスパンで見たときの教育になると信じています。

 ここの高校は普段から私が出入りしているところです。毎月のように行ってますし合奏もやっているので顔なじみ。本番もいくつか同行したこともあります。何かポストについているわけでもないし、楽曲提供などもしていませんが「つながり」という面では、勝手ながらもう1つの本拠地のような感覚です(これもこちらの勝手ですが、私の助手のような役割の生徒さんもいます…直接の教え子じゃないのにいつもありがとう)。とにもかくにも3年間教えている子もいますし、愛着のあるバンドです。だからこそ自分のところの中学生と同じ空間で音楽を通して交流しているのは不思議な感覚でもあります。高校生らしい安定したサウンドや難曲に挑む姿勢は良きお手本となったことでしょう。

 また吹奏楽の練習だけでなく、野球応援に向けた練習も見学させてもらいました。ここの高校はチアリーディングもかなり活発で全国レベルとのことです。チアの元気とパワーがすごい。吹奏楽部とのコラボレーションが間近で見られたことも中学生には良い刺激です。野球応援で演奏する曲は短いながらも色々な年代のポップスが取り上げられますから、そういう意味ではポップスステージを見ているような感覚でした。高校ならではの部活動の楽しさを知って、高校でも続ける1つのきっかけになれば嬉しいですね。

 コンクール曲の中間発表は一昨日のようなサウンドにはなりませんでした。いつもと違う環境での演奏、響きもことなる空間、暑さ、遠征に伴う疲れが見えました。体力の無さが露見しているようにも思えました。ここにきて練習時間の短さがこういった形で出てくるとは思ってなかったですね。練習時間が短いからこそオフのときにしっかり休むとか、普段から暑くてもしっかり食べるとか、睡眠時間をとるとか、そういったことを大事にしてもらいたいと思います。もちろん、ロングトーンしっかりとやる必要はあります。そのときにできることをしっかりやって人生を充実させていければと思います。

 明日はホール練習のお手伝い。私の学校はもちろんオフ。色々な先生が集まる予定なので練習の流れ次第ですが、もしかしたら代理指揮もするかも!?ということで体力温存のために早く寝ます。