kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

演奏会前に楽譜ができるバンド

 定演に向けた最後のアレンジがやっと完成しそうです。アメリカ民謡の「森のくまさん」を3分程度の吹奏楽アレンジをしていました。締め切りに追われる自転車操業です。シンプルに作ってしまえばそれなりの形で完成するのですが、少し工夫を凝らしたアレンジしたいという欲が出てしまいます。その欲のせいで作っては削除の繰り返しになって自分の首を絞めることになります。

 消えていった(没になった)スウィングジャズの部分・・・。ペンタトニックスケールを使った哀愁溢れるアドリブソロパートもなくなりました(笑)その代わりにGmollという理由だけでつい1ヶ月前に初演したあの曲が引用されます。本当に頭の中がどうなっているのか自分でも不思議です。とりあえずスコアが、完成したのでパート譜作成中です。別の曲を聴きながらパート譜のレイアウトを整えているので我ながら頭の中がすごいことになってます。

 うちの定期演奏会で演奏するほとんどの曲は私が書いた楽譜です。プログラムの作曲者名、編曲者名に何度も同じ名前が記載されています・・・。市販されている楽譜も使っていますが、それでも編曲許諾をとって手を加えているからです。おかげでスコアと向き合う時間が長いので指揮者としての勉強時間も自然と増えています。その効果もあってなのか、私の指揮は客席サイドから「音楽が見えてくるようだ」「どんな楽譜が分かる指揮」と言われることがあります。これは結構、嬉しい褒め言葉なのです。今回の定期演奏会もそういう指揮を目指したいと思います。