kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

金管のパーツ

 学校の備品となっている楽器のラベル交換をいくつかしました。剥がれかかっていたものを事務さんが作り直してくれたからです。学校にある楽器を良い状態に保つことも顧問の大事な仕事です。本校のように古い学校だと特にこれが本当に大変です。私よりも年上の楽器もたくさんあります。これらの楽器の状態を見極めながら、限られた予算をどうやって執行していくのかも毎年、悩みながら対応しています。着任した3年前は、びっくりするくらい問題を抱えていました。当時は、学校規模からして部員数が少ない吹奏楽部だったから何とかなっていましたが、部員が増えた場合には困ってしまうわけです。着任当初から手を打ってきたのもあって、今年度たくさん入部して本来あるべき部員数になっても最低限の楽器を確保することができています。本当はやるべきではないのですが、私の私物もいくつか使用しています。

 金管の消耗品をいくつか取り寄せました。こういうパーツってなかなか楽器屋さんに売ってないんですよね。今はネットで簡単に取り寄せることができるのはありがたいことです。

金管の消耗品

 お金のかかる木管のタンポ交換、打楽器のヘッド交換を優先すると金管の修理は後回しになりがちです。楽器屋さんに入院しないとできない修理もありますが、消耗品を取り換えるだけでも操作性は見違えます。

 

 さて、地域移行のニュースが先日もまた出されました。

文化庁、吹奏楽部に特化した支援へ…「地域移行」円滑に推進(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

「独自の課題」を抱えた吹奏楽部に「特化した支援」をするそうです。来年度からの3年間が「改革集中期間」となります。8月の最後には本市の会合に私も出席する予定です。吹奏楽部の活動に入る前には、色々な準備が必要なのです。自校だけではなく、全体の環境整備にも微力ながら取り組んで中高生が気軽に音楽に関われる環境を作っていきたいと思います。