kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

質問コーナー

 暇があれば曲を書くのが日課になっていますが、アイデアが降ってきたり湧いてきたりといつでも調子がいいわけではありません。オリジナル曲が行き詰まるとアンコン用のアレンジに移行したり、アイデアが湧くとまた戻ったりということを繰り返しています。2月中に小編成吹奏楽のメドレー曲の編曲が終わって早速、音を出していますがわりと感触が良い感じです。小編成版として気軽に取り組めて演奏効果があるという意味ではそれなりに良い楽譜と自負していますが、同曲を真島先生や鈴木先生がアレンジしたものがNSBのシリーズにあります。それらと比べるとやはり雲泥の差。音にしてみると鳴りが違います。それが、また勉強になるんですけどね。

 たまに作編曲の質問が寄せられるので近況報告を兼ねて答えておきたいと思います。

 

①どうやって曲を作るんですか?

 曲の作り方・・・自分も知りたいです(笑)。メロディーが浮かんでくることもあるし、コード進行としてこれを使いたいと思って後からメロディーを当てはめることもあります。私の場合は、ある程度決まったテーマや縛りがあるのでその流れをしっかりと決めてから積み上げていきます。

 

②今は何を書いていますか?

 古事記~「神々の愛の物語」という曲を書いています。同名の舞台があるようですが、直接は関係ありません。次年度の管楽合奏コンテストの自由曲用に書いています。複数の短い小曲からなる組曲になっています。その中の1つの楽章が「太古の調べ」という曲で打楽器4重奏になっており、先にお知らせしたように全国大会で披露する予定になってございます。この楽章も雰囲気があってよいのですが、1楽章の「開闢」が無調ベースになっていて、なかなかのカオスです。無調が続くかと思いきや、5音階が登場して和風にも変化。

 

③今年は朝日作曲賞に応募するんですか?

 しません。今書いている曲やアンコン用のアレンジなど本校吹奏楽部のために書き下ろしている作業でいっぱいいっぱいです。

 

④曲を書きたい人へのアドバイス

 自分ができないからなおさらなのですが、ピアノがしっかり弾けたほうがいいです。思い悩んだらピアノを弾くべし。私は思い悩んでも弾きませんが・・・。