kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

秋になりました アンコンの季節

 何かと本業が忙しく更新が滞っていました…。とはいえ音楽生活としてはそれなりに充実しており合間を縫って曲を書いています。12月の定期演奏会で演奏する曲も週末には形にしたいと思っているところです。

 さて、来月のアンコンでは、作曲1曲と編曲1曲をそれぞれ本校のチームが演奏する予定です。編曲作品は昨年取り上げたバルトークの「ミクロコスモス」です。ただし、昨年と編成が違うのと取り上げている番号(楽章?)が異なります。とはいえ、今日の練習でも感じたことですが、バルトークらしい音がするのです。「らしさ」が出てくるのは、あたりまえですが原曲のピアノよりも色濃く感じた気がしました。管楽6重奏(私は、あえて「ごちゃ混ぜアンサンブル」と呼んでいます…)で挑むので楽器の構造や音の立ち上がり方が違うのでそういった意味では難しい曲になります。大変よく書かれている混合アンサンブルは、出すところは出して引くところは引くような、そして楽器の特性をいかした役割を与えます。今回の「ミクロコスモス」で選んだ曲の多くが右手と左手が同じ動きをする部分が多くなっています。6人が全員で同じリズムを刻むとなるとやはり同属楽器のほうがまとまりやすいわけです。そこを異種楽器で合わせるには自分勝手に演奏するわけにはいきません。その不利な傾向こそが今回の教育的目標であります。違う楽器で演奏しているのに1つの動きとして一糸乱れず演奏できる技術が身につけばバンドにとってかなりの強みとなります。

 

 同属楽器ではないアンサンブル曲

大好きな天野先生の「沢地萃」です。

こむすびWind Ensemble 2020年3月13日 箕面市立メイプルホール


【アンサンブル】管打八重奏 沢地萃/天野正道 こむすびWind Ensemble