kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

朝、昼、晩と音楽漬け

 今日は3週間後にあるコンサートに向けての練習を行いました。1日の練習の中でも成長するバンド。23日(土)のコンサートでは、私の友人が5年前に作曲をしてくれた曲の大編成リメイク版を演奏します(大編成吹奏楽版のへの編曲は私が許諾を得た上で行っています)。原典版ではないけれど、生まれ変わった曲の「初演」ということになります。原典版の初演は、前任校の吹奏楽部でした。作曲者が楽譜に注ぎ込んだ命を具現化していく「初演」という音楽の奇跡を大事にしながら演奏したいと思います。

 あと今日は東関東吹奏楽コンクールの高Aが水戸で開催されていたので、ここ数年恒例行事であるライブ配信鑑賞会を行いました。卒業生が所属してるバンドが出演していることもあるので画面越しに応援です。新しくなったプロジェクターに1Kの高音質で立派なパブリックビューイングが完成です。柏高校や橘高校など「レトロ」を取り上げた学校もあったので中学生には良い刺激になりました。課題曲に取り組んだからこそ鑑賞会の意味もより大きくなります。

 部活動の解散後はちょっとだけ仕事をしてから「あやせ音楽祭」を鑑賞しに現地に向かいました。少年時代に住んでいたマンションの住人でもあり、現在は市内の別の中学校で吹奏楽部の顧問をされている先輩と地元ゆかりのアーティストを応援しに行こうということになったわけです。中学校の先生という身分を隠しながらこっそりと鑑賞したかったのですが、地元の文化会館の小ホールともなればどうしても身バレしてしまいます。しょうがないことですが、こういうときですら「先生」と呼ばれてしまいます。今日のこのイベントは第2回ということでありますが、地元の音楽イベントがスケールアップして開催されることは素晴らしいことです。ジャンルや年齢を問わずに音楽好きが集える憩いの場がこれからも続くことを願うのみです。

 終演後は、色々な関係各位に気を遣わせてはいけないので速やかに会場を後にして、先輩とそのままお食事へ。そこで衝撃の事実が判明します…。前述した23日のコンサートで私の曲が演奏されるらしいです。今日も合奏練習をしたそうで…。ありがたいことに10年くらい前に書いた曲を数年おきに演奏してくれています。わりと自作曲をそのまま私が指揮することが多いというイメージを持たれている本校吹奏楽部の関係者も多いかもしれませんが、今回演奏してもらう曲は一度も自分の指揮するバンドで取り上げたことはありません。自分(作曲者)のもとを離れて独りで曲が歩いていくことが本来のあるべき姿でもあります。

 

 ということで朝、昼、晩と音楽漬けの幸せな1日でした。

明日は、中Aのライブ配信応援とアンサンブル曲をいい加減仕上げようと思います。