kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

指揮者と教師

 スクールソーシャルワーカー(SSW)の方から次のようなことを言われました。

 

先生のクラス(1組)は、先生が話をしているときに

意識が先生のほうに向いていてすごいですね。

1対1なら意識は自然と向きやすいけれど1対38となると

難しいですよね。何か秘訣はあるのでしょうか。

 

 たまたま6時間目の学級活動の時間の際にSSWがSC(スクールカウンセラー)と一緒に校内巡回をされていたときに見てそう感じたとのこと…。特に見られている意識がなかったので自分の普段の様子を見られるのは恥ずかしいような気もします。

 

 ただ、SSWさんが言うように今の1組は確かにそういう意味では良い雰囲気かもしれません。私は個人的に授業やクラスで「視聴率」というふうな捉え方をしています。互いに人間ですからその日のコンディションや集中力なども違いますから一概には言えませんが、「視聴率」が高いような気もします。これには特別なノウハウがあるか分かりませんが、SSWの方には次のようにお答えました。

 

多分ですけど、指揮者だからです。

指揮者は多くの人を日ごろから惹きつけながら音楽を作っていきます。

初対面の人と音楽をすることも多くあります。

そういう場合でも惹きつける何かが求められることもあります。

上手くいかないときは音が指の間からすり抜けていくし、

上手くいくときは音が腕や身体にまとわりついてきます。

昔から指揮者として活動しているから「1 対 多数」という場面を

他の先生方よりも場数として多く経験していて

知らず知らずのうちにスキルとして少しずつ身に付いたのかもしれません。

 

SSWさんも何だか納得されていました。