kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

指揮の昔話1

 吹奏楽部指導者として活動を始めたのは大学1年生のときですから指揮者としてのキャリアは一応、およそ10年くらいになります。チューバを演奏していたのが中高の6年間ですからそれに比べると長くなっているわけです。吹奏楽部の顧問をされている先生の中には指揮よりも自分が演奏した方が楽しいという方も多くいらっしゃいますが、私の場合は指揮者として演奏に参加するほうが楽しいと感じます。(チューバ吹きとして演奏するのも楽しいと感じますけどね。)

 吹奏楽を始めてから指揮者という役割には早い段階で魅力を感じていました。中学時代から漠然と指揮者にはなりたかったです。憧れてはいたものの指揮者には簡単になることはできません。はじめてステージで指揮者として人前に出たのは中学3年生の合唱祭でした。合唱曲で昔から有名な「走る川」を指揮しました。変拍子があったり、曲想が変わったり、2分の2があったり苦戦したのを覚えています。顧問の先生に指揮を教えてもらった思い出のデビュー戦です。

 吹奏楽部内における生徒指揮というポジションにも憧れていました。中学・高校ともになれたらいいなと思っていたけれど、なれませんでした。どちらも部長という大役を仰せつかったからです。吹奏楽部の指揮者デビュー戦は高校3年生の時でした。高校の吹奏楽部ではなく、中学校の卒業生バンドでした。20人くらいだった記憶があります。部活が終わったあとに地域の地区センターで夕方に練習をしたという懐かしい思い出です。中学校のお祭りの外部有志団体として演奏しました。現役生より目立ってしまう卒業生でしたね…。今思えば卒業生だけで自主的にバンドを組んでしまう行動力がすごかったと思います。

 その1年後に外部指導者として吹奏楽部の指導に携わるようになりました。