「パルスチャンネル」が「GOGO吹奏楽 先生は黙ってて!」という動画が本日、公開されました。「明日からできるプロのステージマナー」と題して武田晃さんと井上学先生が対談されています。
指揮者であり、吹奏楽指導者である井上先生は、日本吹奏楽指導者協会(JBA)で副会長をされている方です。すごい方であるのにも関わらず、私たちのようなごく普通の吹奏楽部顧問とも交流を続けてくださる方です。高校で長いこと社会の先生をされながら吹奏楽部の顧問をされていたので現場のことをよく分かっていらっしゃいます。今までもJBA吹奏楽ゼミナール、指揮法アカデミーでも色々教えてくださいました。以前もブログで書いたことですが、私がJBAの仲間入りさせていただたいのも井上先生のおかげです。
井上学先生のコラムです。
Music People vol.1 (gakufu.co.jp)
銀行員から教師へ - 吹奏楽の楽譜販売はミュージックエイト (music8.com)
現在は「千修吹奏楽団」で常任指揮者をされています。
千修吹奏楽団とは | 千修吹奏楽団 (senshu-g.co.jp)
いつも素晴らしいと感じるのは、各種イベントで指南役に回るだけでなく調整役(コーディネーター)としてご活躍されている面です。音楽界にはすごい人がたくさんいますが、そういった人たちとアマチュア指導者をつなぐという他の人にはなかなかできない活動をされています。まさに先生のお人柄あってのことと思います。私も地元で指導者研修会や動画配信、相談会のようなことを今までに企画運営(AYASE BAND CLINIC)してきました。もちろん、井上先生のような規模ではありませんが・・・。特にコロナ禍で部活動に制限があり、子どもたちのモチベーション維持や活動の工夫など顧問が頑張らないといけない場面が増えています。大変なことが増えているのだけれど、出張先で顧問同士が会ってあれこれ話をするということもなくなっています。現場の先生たちも孤独の中で日々奮闘されているのです。顧問の孤独を解放する活動を細々、やっていきたいと思います。
動画の中では、普段教わることのない「ステージマナー」についてお話がありました。「うんうん、そうですよね」と思う場面もたくさんありましたが「確かにこうなってしまっているな・・・」と反省する部分もありました。
「聴いているお客さんに喜んでもらいたい」という意識は私自身もあって、生徒にも話すのですが、理由も含めて具体的なことまで話ができていませんでした。対談の中で武田さんが「ステージマナーについてはプロの真似をすることができる。真似をすることで演奏会の心地よさが変わる」おっしゃっていました。「拍手は聴衆とバンドのコミュニケーション」という捉え方も勉強になりました。スクールバンドの盲点ともいえる内容なので中高生や指導者の方にも視聴してもらいたい動画です。
大変、お世話になっている井上先生ですが、昨日お知らせした第6回ポピュラーステージ吹奏楽コンクール東日本大会の審査員の一人でもいらっしゃいます。同じ空間にいて音楽を聴いて頂ける機会があることは幸せなことです。