kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

天野作品に触れる喜び

 いくつかの曲と並行して天野先生作曲、2023年度の課題曲Ⅲ「レトロ」も練習しています。今年度の「ジェネシス」もそうですが、本当に素晴らしい曲です。トッププロが書いた曲ですから言うまでもないことなのかもしれません。実際に音に出して、練習して、改善していくと効果がしっかりと現れるのです。ダメな曲だとしっかりと楽譜通りの音を並べても鳴りが悪いのです。改めて天野作品に触れられる幸せを感じています。

 噂によるとあまり「レトロ」を演奏する中学校は多くないらしいのですが・・・。どうなんでしょうか。私の場合というか、ウチのバンドの場合は迷うことなくこの曲です。課題曲選びについてはよく分からないのですが「公言」を避けるバンドが多い傾向にあります。コンクールの戦略!?。よく分かりませんが、自信をもって選んだのであれば隠す必要ないように思います。

 

 大ファンではあるのですが、なかなか天野作品は難解で自校で取り上げる機会がありませんでした。ということで2回だけなんです。

 

 綾瀬市中学校吹奏楽団を結成した最初の年に「花の香」を演奏しました。この曲は市内の中学校が初演したのです。Youtubeでは管楽合奏コンテストの好演が視聴できます。実はこの年の羽黒高校にはお世話になっていて、練習を見学させてもらいました。

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 こっちは前任校のコンクール自由曲として取り上げた曲です。初任から3年目。初めて3年間教員として受け持った子たちが3年生になったときに天野作品に挑戦ました。特別な思い入れがある代でしたが、うまくいかないことばかりでコンクールの結果も悔しい銀賞。この曲を聴くと今以上に色んなことが未熟だったあの日のことを思い出します。

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