天野作品は、やはり素晴らしい。
これだけで数時間は語れるし、酒の肴になると言ってもいい・・・。
まぁお酒は普段、飲みませんけどね。
まずは、プロフェッショナルによる「レトロ」の聴き比べから。
指揮:松尾共哲(正指揮者) 演奏:フィルハーモニック・ウインズ 大阪
指揮 甲斐誠(音楽監督)演奏:WISH Wind Orchestra
さらには、プロフェッショナルではないけれど、注目したい「レトロ」はこちら。
指揮:茶屋克彦(立命館大学応援団吹奏楽部 正指揮者) 演奏:立命館大学応援団吹奏楽部
※作曲者の推奨により、演奏会形式としてフリューゲルホーンとエレキベースを使用しています。
当たり前かもしれないけれど、エレキベースのほうが曲の良さが出ますね。バラードのフリューゲルホルンも「センチメンタル」な感じが醸し出されています。ソロのスタンドプレーもムードを出しています。今年だけ特例で吹奏楽連盟がエレキベースを使わせてくれたら良いのに…。(ひと昔前までは使えたわけです。2007年から使用禁止楽器に含まれるようになりました。)
「レトロ」ではなく別の作品ですが、こちらも天野先生の新曲です。バンドジャーナルの付録となっていた「クヮドリュプレ」。本日、参考音源が公開されました。小編成でも取り組めるようになっているので、いつかはチャレンジしたいと思っています。この曲についての作曲者のコメントはBJに掲載されています。
クヮドリュプレ(Quadruplés)天野正道/BJ委嘱作品
【指揮】髙梨 裕久 (管弦打楽器学科 専任講師) 【演奏】SHOBI コンサートバンド
上記作品のタイトルは「4」を意味するわけですが、ほぼ同時期に「3」を意識したタイトルがブレーンから発売されています。それが「トゥリエドル」。あまり自作曲について語らない先生ですが、インタビュー動画もあわせて公開されています。天野節と言いますか、ユークリッド幾何学の話からスタートします(笑)
結局は、いつも先生がおっしゃるように楽譜から何を読み取ったかを大事に演奏することに尽きるわけです。とにもかくにもいつかお逢いしたい大好きな作曲家です。