通称「部活動のガイドライン」に則って1週間の中で平日1日休み、休日も1日休みを2年前から設けています。自分が中学生のときは休みなくひたすら練習という感じだったので、それと比較すると圧倒的に練習量は少なくなっています。でも、このオンとオフのメリハリが個人的には、すごく気に入っています。だから、ガイドラインが実施されるときに違和感を感じることなく自然と流れに乗ることができました。
部活動がオフのとき、何をしているかというと他の校務を一気に片づけたり、次の部活動の練習の準備をしたり、部活動に関する事務仕事をこなしたりしています。演奏指導だけすればよいのではなく、顧問というものは吹奏楽部という組織をマネジメントしていくスキルも求められます。お金のやりくり、スケジュール調整、楽器や練習用具の整備、他校や公共施設との連携など地味な仕事も多々あります。部員がいないときだからこそ、そういった裏方の準備に当たる時間に使えます。今日も1学期残りと夏休みの予定をすべて洗い出すことができました。生徒が練習をしているときは、できる限り練習についてあげたいと思っています。
そんなことを常日頃から思っているわけですが、私が尊敬する吹奏楽指導者のひとりである玉谷先生も昨日、SNS上で同じようなことをおっしゃっていました。
玉谷敏弘さんはTwitterを使っています 「量が激減した上に質が低下する。子どもたちにとってこんな不幸はあるまい。 やれることを精一杯やってあげたい。」 / Twitter
「独り部活」
この表現は言い得て妙です。限られた時間を有効活用するようにと部員には口うるさく言っていますが、顧問自身も準備に時間をかけていく必要があります。子どもたちのために・・・。玉谷先生のようなカリスマ性を私は持っていませんが、その姿勢だけでも負けないようにしていきたいと思いました。