この前、ブログに書いた欲しいもの(2013年全国大会高校のDVDベスト版)を入手しました。運よく中古を見つけられたので本当にいい買い物をしました。
特に人気の高い年のベスト版なので収録されている全てが素晴らしいです。67分のDVDですが、感動が止まらないナインナップになっています。個人的な好みでいえば、天野作品の中でも最も好きなファントムをあのイチカシが取り上げていたり、レミゼの吹奏楽決定版といえる伊奈学園、イチカシと習志野の陰に隠れがちではありますが千葉の名門である幕総など本当に大好きな曲とサウンドが詰まっています。
ファントム・ドゥ・ラムール~幻影~(天野正道)
「イチカシ×天野作品」は、このあと数年にわたり全国大会で至極のサウンドを響かせます。自分の指導しているバンドが大編成になって力を付けてきたらコンクールの自由曲は「ファントム」にしていきたい。1つの夢です。
埼玉県立伊奈学園総合高等学校
ミュージカル「レ・ミゼラブル」より(C.M.シェーンベルク、森田一浩)
ストーリーが見える演奏。CDでは分からないプレイヤーや指揮者の表情も曲によって全然違う。最後の「民衆の歌」は、少しずつ声が広がって人が集まってくるような厚みがあります。宇畑先生が笑顔で指揮をする姿は、民衆の歌というよりエピローグの世界観が伝わってきます。曲が終わった後の「ブラボー」も全演奏団体の中で1番自然に溢れでたような「ブラボー」なのです。もちろんそのときも最高の笑顔です。全国大会金賞という成績も素晴らしいことですが、夢の舞台でここまで最高の演奏ができて観客を魅了する演奏が素晴らしいことです。
白磁の月の輝宮夜(樽屋雅徳)
佐藤先生が樽屋先生の曲で全国大会金賞を取るという構図だけでも涙が出そうになります。シンフォニックバンド部ならではのサウンドもさることながら和太鼓の演奏としてもかなりのレベルの高さです。
その他にも精華女子によるフェスバリ、習志野のイーゴリ公など伝説級の名演ばかり・・・1月に入ってバンドとして新たなサウンドを作る時期になったら部活で鑑賞しようと思います。