kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

ヨガと楽器演奏

 中間テストが終わり、放課後の校舎には楽器の音が溢れ始めました。換気しながら練習していることもあり、色々なところから音が聴こえてきます。こういう当たり前の日常を大切にしたいですね。

 テストがあると部活が休みになるわけですが、楽器は1日吹かないと元の状態に戻すまでに3日間かかるなんて、現役時代に先輩から言われたことがあります。本調子を取り戻すまでに時間がかかる人もいれば、わりとすぐに感覚を取り戻す人もいます。私は、数日吹かなくてもさほど影響を受けない派でした。体力面(スタミナ)という面では練習しないと落ちますけどね。先輩からも「テスト前と音変わらないよね」と中学時代も高校時代も言われました。今は、すっかり楽器を辞めてしまったので衰退の一途を辿るのみですが、現役当時の感覚はそれでも染み付いているのでその辺の中高生には負けないくらい吹くことができると思います。

 前置きが長くなりましたが、楽器を演奏する上で体の使い方が大事であることが数年前にはっきりと自分の中で腑に落ちた時期がありました。それは呼吸に関連する姿勢でした。肩甲骨の周辺を柔らかくしてあげると呼吸が通りやすいのです。しかも肺の下部だけでなく上部もフルに自然な流れで活躍させてあげるだけで響きが格段によくなります。私は、「肩甲骨ゆるゆる体操」と「全式呼吸(あえて名前を挙げると…)」で飛躍的に管楽器の演奏が良くなっていくことを確信しているので自分のバンド指導でも基本としています。私が普段行っている練習の方法や様子については、拙著のメソッドにまとめていますが、動画配信でもいずれご紹介できればなぁと思っています。

 

 管楽器プレイヤーとヨガの世界をつないだ動画が数日前にアップロードされていました。ヨガには取り組んだことがありませんが、工夫次第で音が良くなる可能性ありです。気軽に取り組めるところもメリットです。試して損はないと思うのでぜひ再生してみてください。


ヨガの前と後で演奏をくらべてみた!トランペット・トロンボーン編