kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

モバイル音楽辞典

「モバイル音楽辞典」

https://www.music-tel.com/index.html

 

 音楽に関わる人は、ぜひお気に入り登録してほしいサイトになります。

 

 「モバイル音楽辞典」をご存じでしょうか。1999年にスタートした携帯電話向けのモバイルコンテンツです。1999年といえば、日本でiモードがスタートした年です。今では情報や各種アプリが世にあふれている時代ですが、個人の持つ携帯電話という個別の端末からネットを使うようになった1999年にスタートしたのが「モバイル音楽辞典」なのです。

 当時、小学生だった私はリアルタイムで「モバイル音楽辞典」を使ったわけではありません。しかしながら、インターネット環境が個人に浸透する世の中を見通し、しっかりとした音楽情報を整え、人々に提供していく発想、その先見の明は素晴らしいとしか言いようがありません。

 「モバイル音楽辞典」は以下のように分けられています。

オペラ名曲辞典

音楽用語辞典

管弦楽曲DB

クラシック作曲家

 音楽用語だけでなく、作曲家や曲、さらにはオペラにクローズアップしており簡単に専門的な内容に調べることができます。また、作曲家のことについて調べた場合、管弦楽曲へのリンクなどもついており関連する内容を深追いすることもできます。個人的にありがたいのは、オペラの「あらすじ」です。オペラは歌舞伎と同じように予習してから見に行くことをお勧めします。その際に活用できるのが「モバイル音楽辞典」であり、私自身もオペラ公演に毎年行くのですが、ここで予習しています。他のコンテンツもそうなのですが、文章そのものも整然としています。無駄に長く、何が書いてあるか分からない解説書も世の中には出回ってします。オペラについては詳しいかもしれないけれど、文章力が・・・という解説書はそれなりにお値段も高いわけです…。「モバイル音楽辞典」は、内容の密度と無料であることから損をしない素晴らしいコストパフォーマンスを発揮しているコンテンツと言えるでしょう。「モバイル音楽辞典」に掲載されている内容は、書籍やオペラのプログラムノートにも引用されるほど内容が充実しています。

 ここまで大絶賛しているわけですが、「モバイル音楽辞典」は指揮者でありプランナーとしてもご活躍されている佐々木修 氏(株式会社マエストロ代表取締役)が手がけているものになります。日本を代表する指揮者でありますが、ありがたいことに個人的に色々とよくしていただいております。今日のブログの記事の文字数が1000字を超えたので、私とマエストロとの交流については、また機会を改めてまとめようと思います。