kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

よく聞かれること「なぜ音楽の先生にならないのですか?」

よく聞かれること「なぜ音楽の先生にならないのですか?」

 

 現在の本業は、中学校の国語科教諭です。同時に司書教諭や教育相談コーディネーターを担当したこともあります。学級担任も務めています。大学は、文学部文学科日本文学・文化専攻でした。教育学部ではなかったので文学や文化に触れる時間が長い大学生活でした。ちなみに専門は文学ではなく、「日本語学」です。現代の日本語そのものの使われ方を研究していました。

 指揮者として、または作曲者、編曲者として活動をしているので人によっては国語のイメージがあまりないというのが現状です。数年前に大きな研究授業があたって私の国語の授業を70人が見に来るというイベントがありました。県内に広く通知が渡ったのですが、吹奏楽関係者から「音楽じゃなくて国語なんですね」とそこで認識されたという笑い話があるくらいです。

 学校行事で合唱指導をすることがあるのですが、熱が入ります。その様子を見ている生徒や音楽の授業から帰ってきた生徒に「なんで、先生は音楽の先生じゃないんですか?」と質問されることがあります。

 

 その理由は・・・(大変、恥ずかしい理由になってしまいますが・・・)

ピアノが下手くそで、練習しようという気すら起きなくなってしまったからです。

 

 いわゆる楽典の部分では独学でかなりやってきているので音楽科の先生とも対等にお話することができています。実技教科である以上、実技が肝心です。私の場合、そこが決定的に欠落しています。ピアノの先生に怒られてしまいそうな理由です。したがって「音楽の先生にならない」のではなく「なれないし、やっていけない」のです。

 

 ただし、指揮者・作編曲者としてはもっとピアノが弾けたほうが良いのですが・・・。その弱さが自分自身の弱点ですね。ピアノが流暢に弾ける小中学生の努力は本当にすごいと思います。