kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

総合文化祭2024

 市中文連主催の総合文化祭がありました。文化部としては、年に一度の祭典です。展示部門、ステージ部門に分かれていますが、互いに交流できる機会でもあります。2年くらい前は中文連理事長をしていたので取り仕切った経験もあるイベントです。今年度は吹奏楽部の取りまとめ役として関わりました。

 今回は出演順が最後だったこともあり、最初から最後までステージを鑑賞できました。どうしても自分の出演が終わると片付け、楽器搬出等がありますからじっくりと鑑賞ができません。今まではそうでした。そういう意味では今回の中文連としての組み方は互いに鑑賞するということに一定の成果が出たと思います。手話部のラストステージが個人的には心の響くものでした。手話の劇ということで3年生3名が個性を輝かせていました。トップバッターで一気に会場の雰囲気を作り上げました。

 吹奏楽部の方は、朝一の15分の音出しを終えてから約3時間後に本番、そしてホールでありながら反響版がないという条件でした。そんな中、コンクールでの反省を生かしながら前進できたステージとなりました。

 今日、演奏したのは以下の3曲です。いずれも生徒がやりたいと言った候補曲の中から選曲しました。今時なラインナップだったと思います。

ダンスホール

交響組曲「ワンピース」

アイドル

 

 お客さんが多いこと、お客さんのノリがいいことに助けられて最後は会場が結構、盛り上がっていたように思いました。これでこそ本校吹奏楽部のポップスステージ。選曲のバランスも良かったと思います。1つ目が軽く心地よい曲。2曲目が打楽器アンサンブルからの疾走感あふれるサウンド。ソロも見せ場になっていたし良い経験になっていました。3曲目はゴリゴリ系の激しいやつ。照明も「派手な感じでお願いします」とスタッフにリクエストしておきました。反響版が使えない代わりに色をバッチリ映しだしました。個人的にはちょっとした「ポリゴンショック」です(笑)。

 

 本校吹奏楽部の演奏は、普段吹奏楽と関わらない方も含めて多くの方に喜んでいただけたようです。ある関係者から聞いたところによると…「最後の学校って今年の夏のコンクールで銅賞だったよね?」という言葉が客席から聞こえたそうです。ウチが銅賞で他のところが銀賞、金賞だったことで混乱をしていたとのことでした(もちろん一般の方は部門が違うことは知りません)。まぁコンクールの評価とコンサートでの良い演奏は、別物なのでその辺りは演奏を聴いてそれぞれが感じ取ってもらえれば良いことです。

 でも、本当に良かったことは経験に伴う生徒の成長なのです。

 常設打楽器の半分を準備したこと、予定になかった段組みの設営を急遽したこと、展示部門の準備も色々あって本校吹奏楽部がやったこと、ステージ係としてスムーズに動けたこと、楽器運搬リストとチェック役がいてスムーズに搬入出ができたことなど・・・演奏以外のところでの集団としてのレベルは上がりました。約50人の大所帯でありますが、私が見た中でも市内の全文化部の中で1番素晴らしい部活動だと思いました。市内吹奏楽部で1番活動時間が短いのによく頑張っています。このバンドの音楽監督でいられるのは、あとどれくらいでしょうか。

 それでも課題はあちこちにあるし、やらなければならないことも相変わらずたくさんあります。吹奏楽指導者としてもレベルアップしないといけません。ひとまず、今日の録画・録音を編集しました。動画編集そのものは慣れてきてわりとすぐ終わりました。トータルで50分くらいの動画になったので、ネットワーク上に移行させるのに時間がかかっています。我が家の回線が強くないので時間がかかりそうです。PCつけっぱなしで朝を迎えれば終わっているでしょうか。途中でパソコンがスリープしそう…。