kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

楽団の練習は平和で幸せ

 今日は、私が主宰(事務局&正指揮者)している一般吹奏楽団である「綾瀬ウィンドシンフォニー」の練習がありました。この団体はイベントごとに結成と解散を繰り返すフレキシブルな吹奏楽団体です。活動は不定期、固定メンバーもいない、団長もいない、お金があんまりかからない謎の団体です。2024年9月7日(土)に本番があって、それに向けての1回目の練習でした。急遽、今日の練習に来られなくなってしまった人もいましたが、アンサンブルメンバーの半分が集まりましたので、このメンバーでできる練習を進めたところです。たった5人でも声部が分かれているので音楽としては成立します。

 学校教育とかコンクールとか関係なしに趣味の延長で好きで音楽をやりたい者同士が集まってプレッシャーなく吹奏楽ができるのも幸せなものです。突然ですが太宰治の『走れメロス』の文章を引用します。

 

一生このままここにいたい、と思った。この佳い人たちと生涯暮して行きたいと願った

 

 この一節が頭に浮かびました(急に思い出すところが我ながら国語科らしい)。少なくとも、この練習時間は平和で幸せな時間でした。ミスをすれば、「やってしまったー😢」と笑い飛ばして、また練習してから合わせてみる。ちょっとうまくいって喜ぶ。隣の人と音が合って「今の良かった😊」と笑顔で顔を向きあわせる。コンクールシーズンのせいで忘れていた音楽の喜びを見つめ直せたように思えます。これは指揮者ではなく、プレイヤーとして練習したから見つめ直せたのかもしれません。とっても大げさですが、世界中にこういう平和な空間が広がっていけばいいのに…と思いました。

 「オーメンズ・オブ・ラブ」が、今回のプログラムのメインなのですが、合わせる前に和泉作品に対する想いをちょっとだけ語りました。アレンジコンセプトにもなっているからです。ご存知の通り「オーメンズ・オブ・ラブ」は、明るい曲なのですが、和泉さんの曲をこれからも演奏し続けたいという想いがこみ上げてきて一瞬、泣きそうになりました(危なかった…)。天国の和泉さんにも届くように大切に練習して仕上げていきたいと思います。

 

 さて、今日はもう1つ音楽の話題を・・・。

 全国の楽器店員がお薦めする「楽器店大賞」の投票が始まっています。このイベントですが、一般投票もできます。運が良ければ景品も当たります。

楽器店大賞2024 | トップページ (zengakkyo.com)

こちらからノミネートプレイヤーを確認することができます。

楽器店大賞2024 | プレイヤー部門ノミネートプレイヤー紹介 (zengakkyo.com)

私が個人的に注目しているのは「特別部門」(ソロ)と(グループ)です。

 完全に「推し活」なのですが、サックス奏者の渡邉 瑠菜さんを応援しています。もちろん、投票しました。1学期に終わりに本校のPTA広報誌が配付されました。先生の顔写真と教科、担当クラス、担当部活動が載っている広報誌です。担当のPTAさんが何を思ったのか「推し」という欄を作りました。これは職員室の先生方を悩ませる質問でしたが、私は迷うことなく「渡邉 瑠菜さん(サックス奏者)」と情報開示しました。

ここまでブログを読んでくれた方々へ・・・

以下のリンクから投票できちゃいます(笑)

楽器店大賞2024 特別部門(ソロ)一般投票フォーム (form.run)

 とってつけたようであれですが、グループのほうは「チューバサダーズ(チューバアンサンブル)」に投票しました(笑)。マウスピースではお世話になっています。