kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

合同練習 その3

 2週間ぶりに川崎まで遠征でした。昨年度も合同練習をした高等学校と今年度も合同練習をしました。この学校には縁があって何度か足を運んでいます。3週間前にも指導に行ったばかりでした。大型バスでの遠征も今年度、これで2回目で積み込みや乗車も前回よりスムーズになりました。2週間に1回のペースで大型バス遠征をするようになるとは思ってもなかったです。活動だけ見るとまるで強豪校(笑)

 片道1時間ほどの行程だったので車内では、リトルマーメイドの映画鑑賞。定期演奏会のメインプログラムになるのでアニメーション映画を観ることは大事なのです。実写映画版も見たいところです。実はしっかりとこの映画を観たのは初めてでした。劇中歌は勉強中なのでよく知っていますが、土の場面で使われるかを確かめることができました。

 さて、合同練習ではパート練習と合奏練習、そしてコンクール曲の中間発表をしました。パート練習ではTubaとEuphを少々、指導。脱力して演奏するコツや夏ならではのピッチの上ずりをレクチャーしました。今年でこの学校と関わるのは、3年目になるのですが、3年間マンツーマン指導してきた生徒さん数名がいます。顧問の先生からは「チルドレン」と言われるくらい、互いを信頼しているようなところがあります。自分の学校の生徒ではないけれど、私の中ではすっかり教え子です。高校3年生ということで、日程調整の関係でもしかしたらこれが最後のレッスンになるかもしれない。その子にそう言ったら「最後のレッスンだなんて寂しいこと言わないでください」と言われてしまいました。短い時間でしたが、今できる最大限のアドバイスはしたつもりです。

 練習の後半にはコンクール曲の中間発表。課題曲と自由曲の2曲を一気に通したのは今日が初めてでした。中学校での練習でもまだ遠しはやっていませんでした。遠征先という異なる環境ではありましたが、生徒たちはよく頑張って最後まで演奏をやりとげました。入れ替えの時間も込みで「11分31秒」でした。12分以内の規定ですから、そんなに余裕はありません。これからは通しにも慣れていく必要があります。

 そのあとには高校生の合奏を見学。やっぱり高校生の演奏は、一人ひとりの音の粒が違います。演奏全体の仕上がり具合やバンドの長所を生かす演奏は、うちの中学校も負けていないのですが、個々の出す音の質の高さはやっぱり高校生。良い音のイメージをリアルで体感した経験を生かして、音の質を磨いていってほしいと思います。