kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

合同練習と練習オフ

 7月の日曜日といえば、今まで休むことなく部活動という流れでしたが、今年はガイドラインにしっかり則って初となる「日曜日オフ」としています。色んな理由をつけて遠征を組めば活動できなくもありませんが、「吹奏楽=ブラック部活動」のように思われたくないので、しっかりと時代に合わせた運営をしております。休みがあると「どこか別のところ」で吹奏楽をしている私ですが、オフにした理由をしっかりと全うするためにも休息をとることにしました。たくさん寝て、選挙に出かけて、車を洗って、家のことをして、曲をつくるという穏やかな時間の流れを満喫しました。コンクールが近いのに練習がないなんてことは現役当時の私からすると「ありえないこと」だったかもしれませんが、休みは休みで良いと考えています。そのぶん、内容の濃い練習を活動日にするのみです。

 さて、昨日のことですが内容の濃い練習の1つとして高校生との合同練習を実施しました。はるばる都会から辺境の地まで来てくれました。ありがたいことです。

 高校生を約30名ほど招いての練習は本校にとってもレアなことです。会場校としてのセッティングやおもてなしも遠征とは違った面で良い経験となります。午前は主にパート練習をして個別に楽器の音を感じる時間としました。午前中の最後に基礎合奏を30分担当しました。比較的うちのバンドの鳴りは良いのですが、重ねたときに濁りがあり綺麗にまとまりません。やはり高校生の方が、上手に楽器をコントロールするので一枚上手です。ちゃんと音色を良くするとこうなるというのを比較して学ぶのは良いことです。
 午後は、以前から依頼されていた金管の生徒さん3名のレッスンをしました。楽しく質疑応答しながら基本的な呼吸法や身体の使い方を見直しました。コンクールシーズンは練習しすぎて力が入ってしまい、良いパフォーマンスができなくなってしまうことがよくあります。私自身も今思えば、余計な力みで体力的にも音楽的にもマイナスなことがたくさん発生していました。
 以前からレッスンをしている交流のある向上心の強い生徒さん(昨年度はTubaに移籍していましたが、今年は本業のEuphにを担当)もいますから、そういう生徒さんには上手になってほしいです。
 互いに中間発表をして感想を交流して良い1日になったと思います。コンクールの勝利至上主義は好きではありませんが、中高生がコンクールに向けて頑張る姿はやっぱり美しいものです。

合同基礎合奏~意見交換中~