kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

第40回 吹奏楽ゼミナール 3日目

 吹奏楽ゼミナール3日目、最終日です。1泊素泊まり6000円の年末価格としては安いアパホテルを後にして、会場に向かいました。講習が始まる前に改めてお世話になっている井上副会長にご挨拶をしました。地域移行についての情報交換を今後も取っていくことを確認しました。
 特別講座「JBAと国際交流について」は、93歳になられる秋山紀夫先生(名誉会長)のご担当でした。井上先生の軽快なツッコミが入りながらの進行で主に戦後日本の吹奏楽の普及について教えていただきました。生き証人とはまさに秋山先生のことです。93歳であれだけ元気でしっかりされている方(ものすごい記憶力)を見たことがありません。先週までは単身で台湾のイベントに参加されていたそうです。
 日本吹奏楽の発展ためにはABAのような組織ぐ必要であるとアドバイスを受け、JBAが発足しました。錚々たるメンバーでアメリカに研修視察に行かれて日本の吹奏楽が少しずつ発展していきました。今回の吹奏楽ゼミナールのような講習会や浜松で5月に開催されるバンドクリニックもアメリカの影響を受けて日本でも始まっているのです。私たちがこのように勉強できるのも先人たちの積み重ねがあってのことなのです。
 最後は選択ゼミナールです。杉本先生の編曲講座に行きました。「編曲に関するQ&A」というマニアックな会です。コロナ禍以前も行きましたが、そのときは3名でした。今回は10名以上いたようにも感じました。受講生の中でも普段から曲を書いて締め切りに追われているのは私ぐらいでしたが・・・。音を出したときに良く響かない原因をいくつか再確認できたので明日からの作編曲活動に生かしたいと思います。

 午後の認定試験の受験は今年は見送ったので昼過ぎに名古屋を出発。17時過ぎに神奈川の自宅に到着しました。オンラインを含めて今回で6回目のゼミナールでしたが、初参加という方も多く、一生懸命に吹奏楽に取り組む人が日本中にいることに嬉しく思います。来年は、地元の市や地区でも指導者研修会を開きたいと思います。