kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

第40回 吹奏楽ゼミナール1日目

 去年、一昨年とオンラインゼミナールの形式でしたので対面での実施は3年ぶりです。新幹線に乗るのも修学旅行を除くと久々となります。そして、名古屋音楽大学までやってきました。

 勉強したことの復習も兼ねて記録しておきたいと思います。

 1つ目の講座は「リハーサルクリニック」です。モデルバンドは名古屋音楽大学学生バンド、講師は小林恵子先生(桃太郎バンド首席指揮者)です。ジェイガーの「シンフォニア・ノビリッシマ」を使って音楽をどのように料理していくのかを勉強しました。個々の奏者が指揮者に合わせるだけでなく、バンド内のセクションでアンサンブルさせることにもこだわっていらっしゃることが印象的でした。

 2つ目は、同じモデルバンドを使った「中級指揮法」です。申し込みの先着順に敗れてしまったので私は聴講生でしたが、得るものはいくつかありました。音楽に合わせた振り付けではいけない、音を引き出して作っていくのが指揮者であるということは肝に銘じておきたいところです。

 3つ目は、「コードネーム講座」。作編曲者の杉本幸一先生が講師です。杉本先生は、先日のポピュラーステージ吹奏楽コンクール全国大会の審査員の1人でもいらっしゃいました。基本的なコードから最後はテンションコードまで音を鳴らしながら、その構造を説明されていました。わりとここは私の得意分野でもあります。

 1日目最後は選択制のゼミナール。JBA副会長の井上学先生が担当する「文化部活動の地域移行について考える」を選びました。私自身が市の地域移行の検討会議のメンバーであるので全国の動向を知るのは今回の目的でもあります。1ヶ月半くらい前に井上学先生にはメールで直接やりとりをさせてもらっていました。愛知県吹奏楽連盟理事長も同席され、全国の中でも進んでいる愛知県の取り組みを中心に聞かせていただきました。

 子どもたちが吹奏楽に取り組める場所を確保するためにも、奮闘したいと思います。