kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

演奏も自粛要請になっていく!?

昨日、報道された内容ですが・・・

学校での合唱、演奏、調理実習を自粛要請へ コロナ対策で文科相意向 [新型コロナウイルス] [オミクロン株]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

文科省の大臣の意向

学校での合唱や管楽器の演奏、調理実習などの教育活動を控えるよう都道府県に通知する意向を示した。人と接触の多い部活動も同様に控えるよう求める

というのです。

 大臣は「学校における、特に感染リスクの高い教育活動は、感染レベルにとらわれず基本的に控えていただきたい」「例えば、合唱とか、管楽器の演奏とか、調理実習。それと部活動では密集する活動。近距離で組み合ったり、接触をしたりする場面があるといった運動。大きな声とか、あるいは激しい呼気を伴う活動については控えていただきたい」と記者団に説明していました。

 感染レベルにとらわれずということは、一度制限をかけてしまうと元に戻ることは難しいように感じます。すでに現場では、対策を講じて教育活動を展開しています。国、都道府県、市町村、学校という順で決定事項がおりて現場は動いていきます。

 全国の学校では卒業式に向けて合唱練習をしているところも多いですが、これも場合によっては自粛の対象へとなっていくのかもしれません。そして、今回は「管楽器」「密集する活動」「激しい呼気を伴う活動」という言葉が入っていることが気になります。これは遠回しに「吹奏楽部」を名指ししているようにもとれます。前述したように「感染レベルに関わらず自粛」ということになると地域の新規感染者数や部員数などの活動環境は考慮されない形になってしまうのではないでしょうか。そんなことにはならないと思ってはいますが、もしそんな現場離れした対応を迫られてしまうとすれば、子どもたちが可哀そうです。

 今年度、色々な対策をしながら吹奏楽部を運営してきました。他校との合同練習、定期演奏会、全国大会なども展開してきましたが、それらの会場ではクラスターが発生することもありませんでした。体調の悪い生徒、心配な生徒は堂々と休む。また、今は我慢のときだと判断すれば数週間休みをとるということもしてきました。

 活動の軸そのものは変えずに、その時の状況に応じてできることとできないことを整理していけばよいと個人的には思います。年明け以降のオミクロン株の急拡大は未曾有の混乱とも言えますから、何が正解とも言えないわけですが、現在出されているマンボウがあと1週間ほどで期限を迎えます。その前に今後の動きが協議されるはずです。現場離れしない対応になることを一人の教師として願います。

 

コバにゃん 泣いていますよ

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