kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

新体制も確実にレベルアップ

 1週間ぶりの吹奏楽指導です。10月も半分が過ぎましたが、半日練習という制限はまだ続いております。先週は修学旅行があったことと、昨日は進路説明会で保護者対応があったので休日しかじっくり部活動指導ができません。貴重な時間です。

 今日は、1年生と2年生に分けてそれぞれ指導をしました。10月に入ってからは、一人ひとりの音を毎週聴いてレッスンするようにしてます。前述したように先週は修学旅行期間だったので平日にあまり練習できていないのですが、それでも上積みを感じる1日でした。1年生が少しずつですが、音が良くなってきています。本来の楽器が持つ音色に確実に変化しています。まだ音域が限られていたり、良い音が安定しなかったり、曲の中でそれが使えなかったりするわけですが、良い音が出せるという事実は大きな変化であり成長です。練習の中でも話をしましたが、たった2週間ほどで音色がよくなる1年生の成長速度は本当に羨ましい限りです。

 2年生の金管6重奏は、メンバー全員そろって指導したのは初めてとなりました。タイミングが合わずに数名ずつの音出しはしていましたが、やはりフルメンバーで練習することに意味があります。こちらは、ホルストの「第2組曲」よりⅠ、Ⅲを演奏しますが、今日はⅠのマーチのみ合わせました。原曲の持つ力のおかげですが、想像以上にこちらも良い音が響きました。部員からも「アンサンブルで合わせるのが楽しい」という声があがりました。1回目の練習でこれだけバシッと決まれば、それは楽しいでしょうね。普段の合奏より各自の役割が明確になり、それらがより綿密に絡み、重なっていくのがアンサンブルです。私は中高生時代に、この喜びを感じることができなかったのでやはり目の前の部員が羨ましく思います。

 他にも木管楽器の2年生は、無伴奏のソロにも挑戦しています。あっち行ったりこっち行ったりして身体が3つあると最高なのですが・・・。3年生がいない間でも、1・2年生が少しレベルアップしています。良い練習ができているからこそ、半日練習ではなく1日練習ができたらどれだけ良かっただろうと感じてしまいます。嘆いてもレベルアップはしないので少しずつ確実にレベルアップしていこうと思います。

 

 さて明日、埼玉御三家の1つである春日部共栄高校のオンラインコンサートが配信されます。アーカイブ配信はされないということなのでお見逃しなく。

【Premiere公開】春日部共栄高等学校吹奏楽部オータムコンサート2021 - YouTube